学園ノート アーカイブ

 アメリカ研修19(週末)。

 ようやく週末。


 だいぶ涼しくなってきた。
 

 生徒たちは、(一部、ホストファアミリー同士が合流したりしないかぎり)、日本語を話す相手がいない2日間である。


 これまで、訪問先の記事ばかりだったけれど、これまでもわからないなりに英語での授業に同席し、夜もがんばってコミュニケーションをとっているようだ。


  英語ばっかりなんですよー! と数人の生徒が言ってきた。そのために遠くまできたのだ。


 もちろん、人間同士だから、口数の多寡はあるし、趣味の合う合わないもある。それを超えてのホームステイなのである。(きちんとマッチングはしている。)


 イチローを知らないアメリカ人だっている。(別記事参照。)その代りに、村上春樹の名前を挙げれば一気に溶けてゆく空気がある。


 固有名詞の喚起力は大きい。ということは、英語よりも人間の幅の広さが大切なんだな、と生徒たちも気付くであろう。


 英語の学習と並行して、あらゆる教科やそれ以外で人間の幅を広げてゆく。それが高校生の課題なのだと。

 まいにち夕方、ホストファミリーに引き取られてゆく様子を見る。周りの海城生に気兼ねなく、大きな声で英語で応対している生徒が何人もいて頼もしい。


 これが当たりまえなのだが、なかなかその殻を破るまでに時間がかかる生徒もいる。


 あと一か月くらいほしいところだ。


 写真は、教員が宿泊しているモーテルから。ニューイングランドの美しい景色だ。

(引率教員B)

 アメリカ研修 日本の有名人について聞く

アメリカ人は日本人の有名人についてどのくらい知っているのか。


7組のI君にも手伝ってもらって、ホストスチューデントのJ君に聞いてみました。


J君


日本の有名人で誰か知っている? と聞いてもすぐに出てこない様子なので、こちらから聞いてみることに。


最初は絶対知っていそうなところから攻めてみようということで、


「Do you know Ichiro?]


しかし、答えは予想外に


「No」


「メジャーリーグの」だとか「マリナーズの」とか伝えても本当に知らない様子。あのメジャーリーグ最多安打のイチローを知らない? と動揺が隠せない引率者Aの横で、I君は「ボストンが近いから、ボストンレッドソックスの松坂なら知ってるんじゃないですか」と果敢に


「Do you know Matsuzaka?」


しかし今度も答えは


「No」


残念がるI君に、優しいJ君は


「野球はあまり見ないから。自分はアメフトが好きで」


と声をかける。


NFLには日本人選手はいないので。スポーツ関係は難しそうだ。


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 中3生“フィボナッチ研究集会”に独自の定理で参加する

“フィボナッチ数列”をご存知でしょうか。これは,
1,1,2,3,5,8,13,21,34,55,89,144…
となる,つまり,第n番目と第n+1番目の数の和が第n+2番目の数となる数列のことです。
 この数列は,数学的興味のみならず,自然界の様々な現象に登場することでも興味あるものといえましょう。
例えば,“ひまわりの種”を螺旋に沿って数えると出現しますし,また,“蜜蜂の家系”を辿っていくとやはりこの数列が出現する,といった具合に,実に豊饒な世界が拡がっている数列なのです。
 それゆえ,世界中にこの数列を愛好する多くの人々や研究者がおり,1963年には国際フィボナッチ協会が創設されています。同協会は1984年以来,二年に一度の定期総会を開催(本年7月にハンガリーにて第15回総会を開催予定)しているほか,“The Fibonacci Quarterly"などの専門誌を刊行するなど盛んな活動がなされています。
 そして我が国にも,“日本フィボナッチ協会”が組織されており(会長は中村滋・東京海洋大学名誉教授),昨年まで既に9回の研究集会が開かれています。
 記念すべき第10回目の研究集会は,去る3月23日に東京海洋大学で行われ,様々なプログラム(写真1。日本評論社・数学セミナーメディアガイドより転載)のなか,本校の中学3年生恩田直登君(写真2。昨夏,初の対面となった際の恩田君と中村滋先生)もそこに名を連ねました。
 これは,恩田君が中学1年生の時,授業で扱われた
『2つの2桁の自然数AとB(A>B)に対して,AとBの最大公約数を互除法で求める際,その適用回数が最大となるようなA,Bを決定せよ』
なる問題(答はA=89,B=55)をモチベーションとして,大量の計算実験を敢行の末,ユークリッド互除法とフィボナッチ数列に関する定理を発見,証明したことによるものです。


<写真1>

<写真2>

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 アメリカ研修18(ジェイピーク)。

 4日目の午後、ジェイピーク・リゾートへ。

 昨年できたばかりのアトラクション。


 広い敷地を透明なドームで温室のようにして過ごさせる、という発想がアメリカかなあ。



 ウォータースライダー、人工波のサーフィン、流れるプールなどがメイン。

 

 ここでも海城魂?

 この施設で未成年者が遊ぶには、保護者のサインの入った承諾書が必要。

 引率者は、スーパーヴァイザーという立場で少し緊張して過ごした。

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 アメリカ研修17(体育館)。

 アメリカだからか、ヴァーモントだから、この学校だからか。


 体育施設の充実には刮目させられる。



 ここはバスケットボールのコートが3面とれる(そして、余白?)も十分にある体育館。


 ほかにも、ウィッフルボールを楽しんだ体育館もある。


 きのう、4学期中の3学期目が終了。


 この日は教員研修のために休み。ジャイピークという、カナダ国境近くのスキーリゾートに昨年できたプールのアトラクションへ出発。(上の写真は、出発前の時間調整にて。)


 バス2台。スクールバスなので、ゆっくり(がんばって)走る。

 男女日米共学。交わっているようないないような。

(引率教員B)

 アメリカ研修16(スイミング)。

 ウイッフルボールのあとは、水泳。


 地下の温水プールにて。ほぼ、貸切り状態。


 ここの体育館は、地元の市民にも低料金で開放されているという。


 温水プールを維持するのはかなり高額なはずだが、そういう経営努力がなされているのだろう。


 

飛び込み台があって、その下は3メートル以上の深さ。


 この活動も、海城生だけだったけれど、アメリカのプールで泳いだという感覚は少し違うかもしれない。


 

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 アメリカ研修15(ウィッフルボール)。

 3日目。博物館のあと、体育館でウィッフルボール。


 いちおう、ウィキペディアに日本語でも説明されているけれど、よくわからない。


 ビニールバット野球のようなものかな。


 ライト先生が投手となって、15人が守備をして、15人が並んで次々に打撃する。


 海城生(とライト先生)だけなのだけれど、とても盛り上がって、いいエクササイズになっただろう。


 リラックスしてほしい、たのしいアメリカ生活の思い出を作ってほしい、という気持ちの先生の気持ちが伝わる時間であった。

(引率教員B)
 

 アメリカ研修 生徒インタビュー��

今日は、3組S君のインタビューです。


3組S君


A:まだ3日目だけどどう?


S:いやー、楽しいです。


A:良かった。何が楽しかった?


S:意外と会話できて、楽しいです。最初は伝わらなくても、聞いてくれるし。


A:M君もそう言っていたなあ。楽しく会話できてそうで何よりです。


S:はい。


A:どんな話をしているの?


S:日本の話ですね。日本の音楽の話とか。あとは、おみやげを渡たり。


A:何をもってきたの?


S:花柄の手鏡を渡しました。


A:ああ、それはオシャレだね。反応はどうでした?


S:最初は本だと思ったみたいで、開いたら鏡で驚いていました。


A:そうなんだ。


S:「Oh! Mirror!」って、びっくりしていました。


A:おみやげのセンスがいいねえ。他には?


S:桜のクッキーと、あとはみそ汁を。クッキーはもうあげました。みそ汁は時間のある時にたべてもらおうと思っています。


A:みそ汁喜んでくれるといいね。


S:はい。


A:まだ研修ははじまったばかりですが、これから楽しみにしているのはどんなことですか?


S:週末は、家族だけでずっと一緒にいるので楽しみです。色々話ができそうですし。


A:良い週末になるといいね。


S:はい。ありがとうございます。


A:最後に、この研修での目標を聞かせてください。


S:この研修を通して、自分にできないこと、自分に足りないことが色々とわかればいいなあと思っています。


A:なるほど。そのためにも、ぜひ色々なことにチャレンジしてくださいね。


S:はい。がんばります。


今回は3人の生徒に話を聞きました。みんな前向きな姿勢で色々なことにチャレンジしようとしていることに感心します。彼らの研修が実りあるものになることを願ってやみません。


機会があれば、子どもたちに再びインタビューしてみます。お楽しみに。


※「アメリカ研修 2012」とタグをつけましたので、これまでの記事をご覧になりたい方は、この記事の下にもついているタグをクリックしてみてください。


〈引率教員A〉

 アメリカ研修14(博物館)。

 3日目、メイプルシロップ製品を大量に購入した後は、フェアバンクス・ミュージアムへ。


 「博物館」はミュージアムではなくて、ミュージーアムと発音する。


 まあ、英語の発音なんて正しくなくてもいいのだけれど、この些細な違いで伝わったり伝わらなかったりすることもあるから、要注意である。 なるべく基本形で発音したい。

 
 ちなみに、筆者も昨日、critique (批評・クリティーク)という語を、クリティック(critic)と取り違えていて、通じるのに10秒くらいかかってしまった。


 さて、動物の剥製がたっぷりならんでいる博物館である。

 東京の基準で言うと、小さな町の小さな古ぼけた自然博物館。(実際には、けっこう見応えがあっておもしろいのだけれど。)


 しかし、この小さな町がこの博物館を長く維持し、大切にしたことを思うべきなのだ。


 おそらくは、寄付金によって成立し、続いているのだろう。


 筆者はこういうところに、アメリカという国の底力や良心などを感じる。


生徒にもそういう部分を肌で感じてもらえれば。遠くまで来た甲斐があったというものだ。

(引率教員B)

 アメリカ研修13(スカイプ面接)。

(ページの一番下よりも古い記事は、「学園ノート」のアーカイブからご覧いただけるようです。)


 おくればせながらツイッターを見ると、


St.Johnsbury Academy‏@StJAcademy から、


Students from Kaijo School in Tokyo arrive today for annual exchange visit. Here until March 29.

と投稿されている。


 そうか、簡単にいえばこうなるのだな。


 「毎年恒例の交換訪問。」 


 この私立セイントジョンズベリー・アカデミーは、中3〜高3に当たる生徒が在籍している。

 
 さまざまな国から留学生を受け入れていることと、幅広いカリキュラムが自慢。


 豊富なアートのクラス、調理師や自動車修理の免許取得課程などなど、日本では(いくつかの高校にあっても)多くは専門学校に委ねられているものもある。
 

 加えて、「大学レベル」(AP)と認定されている授業の数も多いそうだ。文武両道なのだ。


 アイビーリーグの大学にじゃんじゃん入学者を出すわけではないけれど、地方の学校として堅実に、そして多様性をもって運営されているようだ。


 校地の広さ、寮の存在などを考えると、「高校版の大学」(おかしな言い方だけれど)と言えるかもしれない。

 この3月末くらいの時期がアドミッション(入学審査)では、いちばん忙しい時期。

 
 (その時期に海城を受け入れてくれていることは、非常にありがたいことだ。)


 アメリカの高校だから、いわゆる東アジア的な入試はない。


 その代わりに面接によって熱意を大切に計っていると言う。

 
 今では、遠隔地の応募者とは、スカイプを使って面接を行っているそうだ。


さっきもカザフスタンの応募者と話をしたのよねえと、担当者はすらりと言っていた。これこそグローバル。


 
 黄色いスクールバスにも乗って、アメリカ体験。


 ドライバーさんにも、ごく自然にお礼を言っている海城生が頼もしい。


(引率教員B)

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