創設5年目の古典芸能部。その創設者は二人の現高3で、このたび卒業となります。
それに伴い、彼らへの報恩記念が企画されました。今日はその第一弾をご報告いたします。
かつて,あるときは“怒りの小金治”,またあるときは“泣きの小金治”の異名で,映画・テレビと大活躍をされた落語家の桂小金治師匠が11日(日)に来校され,本校古典芸能部員へご講演くださいました(写真1)。
大正15年のお生まれの師匠は現在86歳。昭和22年に日本芸術協会(桂歌丸師匠を会長とする現在の落語芸術協会の前身)の桂小文治師匠に入門。持ち前の素質とご努力により,将来を大いに嘱望されました。この頃のご活躍ぶりは,劇作家の大西信行氏の書かれた「落語無頼語録」などに見ることができます。
昭和27年、松竹映画の川島雄三監督に請われて映画界入り。以降,日本映画史上に燦然と輝く名作である野村芳太郎監督の「拝啓天皇陛下様」をはじめとして,実に120作余の映画出演を数える小金治師匠。映画出演を通じて育まれた名優との友情,とりわけ石原裕次郎氏とは朋友の間柄でした。
その後は、テレビ界でもご活躍。NHKでの「ポンポン大将」でのご好演を懐かしまれる方も少なくないでしょう。また、NET(現テレビ朝日)の「アフタヌーンショー」ならびにNTVの「それは秘密です」での名司会ではお茶の間からの圧倒的な支持と人気を得られました。殊に、後者での名セリフ「雨やんで人傘を忘る。とかく人間は時の流れに過ぎし日のことを忘れがちなものです」は今なお、視聴者の耳に新しいことと思われます。このセリフは師匠ご自作とのことです。
その小金治師匠のご来校がこの日、実現いたしました。これは、昨夏、当部が「ムーランルージュ新宿座」の調査、研究をした際、知遇を得ることの出来た作家の本庄慧一郎先生のご紹介によるものです。

〈写真1―小金治師匠―〉
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地学部は,3月11日(日)に,東京都あきる野市の武蔵五日市周辺の地域で巡検を行いました。このあたりは,新生代から中生代や古生代までの地層が狭い地域に分布しているとても面白い場所です。今回は,学習院中等科の地学部と合同で,学習院中等科の先生に案内をしていただきました。
午前中に,五日市郷土館や地元の詳しい方のお宅におじゃまして,五日市の地質や化石を見たり説明を聴いたりしました。お昼頃に,中生代の石灰岩が分布する目的地に到着し,お昼を済ませたあと,メインとなる化石採集に取りかかりました。大昔,恐竜が生きていた頃の地層をたたき,その硬さからも長い時間の流れを感じたでしょうか。頑張った生徒は,シダリス,層孔虫,フズリナなどの化石を採集していました。また,この地域に特徴的な魚卵状石灰岩は全員持ち帰れたでしょうか。
震災からもう1年が経ちました。我々も採集地で作業をやめ,黙祷を捧げました。あれだけ節電と騒いでいたのに,メディアの報道が減るとそんな雰囲気も薄れてしまいます。我々の感覚はそんなものかもしれませんが,一方で復興はまだまだ時間がかかり,何かで関わっていければと思います。地球科学は,日本のような自然災害の多い国では大切な学問です。直接目で見て,手で触って,足で歩いて自然を学んだ部員たちが将来,様々な場所でこの経験を生かしてくれればと切に願って,今後も活動していきたいと思います。

五日市郷土館で地元の岩石や化石を観察しました。これから化石採集する岩石です
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3月10日(土),毎年,行われている落合第一地域センター祭りに参加しました。この祭りは,地域の住民が集まる催しで,いつも地学部や生物部が調査させていただいているおとめ山公園のある地域で行われるものです。去年も参加予定でしたが,東日本大震災で中止となり,今年が初めてとなりました。
当日は,来場された地域の方々や子どもたちに,地学部が文化祭でやっているような出し物をしました。天文班中心に自作のプラネタリウムを,地質班中心に南極の岩石や各地の砂浜の砂の展示を,気象・水文班中心におとめ山公園の湧水を,それぞれ展示し,皆さんに体験や実験をしてもらいました。プラネタリウムを見てきれいだったとか,こんなに砂が色々あってきれいだということは知らなかったなど,小さな感動と驚きの声が聞けました。
遠くから通ってくる生徒ばかりの本校の生徒にとっては,学校のある地域を意識することが難しいでしょう。今日,暖かく仲間に入れてもらえた落合の地域の方々には,とても良くしてもらいました。また,地学部の活動は,学内のものだけになりがちですが,文化祭以外にも外部(特に地域)に発信していくことが大切です。期末明けすぐで準備は大変でしたが,普段は受けない良い刺激と充実感を得られたのではないでしょうか。
地学部顧問

バタバタでしたが,何とか準備完了。次回からはもっと効率よくできるように工夫をしましょう!
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2月25日(土),毎年,東京都の私立中学校・高等学校の理科関係のクラブが集まる,生徒理科研究発表会が明星中学高等学校で行われました。本校では,生物部が口頭発表を1件,地学部が口頭発表1件と誌上発表5件を行いました(以下参照)。あらゆる分野の発表を聴くのは大変ですが,他の学校の研究発表から新しい視点や好奇心などの刺激を受けたでしょうか。是非,普段の活動にも還元して欲しいと思います。
生物部・地学部顧問
発表題目
生物部:新宿区おとめ山公園におけるプランクトン群集の変化(口頭発表)
地学部:おとめ山公園湧水調査 〜都市の湧水は消えつつあるのか〜(口頭発表)
南沢湧水群と落合川における水質調査(以下,誌上発表)
平成23年度台風第15号による気象変化(誌上発表)
おとめ山公園湧水調査 〜湧水と周辺地下水との関係〜(誌上発表)
千葉県浦安市における液状化現象調査(誌上発表)
多摩川における礫の種類と礫径の調査(誌上発表)

会場の様子。立派な会場で緊張したかもしれません。
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社会1の三学期の授業では、取材・インタビューのやり方について学びました。レポート作成において、文献に加えて取材・インタビューは調査において重要な柱となります。中学1年生は、いきなり外部に取材に行くのではなく、取材の練習ということで教員への取材を実施しました。「仕事」「教員の人物像」を明らかにするということをテーマとし、班で話し合いをし、教員への取材のためのアポイントを取って実際に取材をしました。そして取材結果をまとめてクラスで報告をしました。中学2年の一学期には外部への取材が課されるので、生徒は真剣に取り組んでいました。
(社会1担当)

8組:発表の様子

5組:話し合いの様子

4組:教員への取材の様子��

4組:教員への取材の様子��
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2月19日に鷗友女子中学高等学校で開催された「第44回生物研究の集い」に生物部で参加しました。生物研究の集いは、主に私立の中学校や高校の生物部が日頃の研究を発表する会です。200名程の生徒が集まります。海城生物部では、「ミクロコスム実験から考える新宿区おとめ山公園のプランクトン群集」というタイトルで口頭発表を「クロロフィル量から考えるおとめ山公園のプランクトン群集」というタイトルでポスター発表をしました。
日頃から研究しているおとめ山公園の調査結果をまとめる良い機会になりましたし、大勢の前で発表したことは良い経験となりました。特に、中学1年生は、大勢の前での発表は初めてですから、緊張したのではないでしょうか。
また、他校の生物部の発表を聞いて、とても良い刺激になったと思います。
3月20日には、龍谷大学で開催される第59回生態学会で発表する予定です。今回の経験を生かして、さらに成長してくれると嬉しいです。
(生物部顧問)

口頭発表の様子
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中学1年生では,新年初めての理科2(地学)の授業で,日本や世界各地の砂を観察しました。実は,夏休みに旅行に行ったり,帰省したりした際に,川原や海岸で砂を取ってくるよう課題を出しました。この日はみんなで実体顕微鏡やルーペを使い,採集した砂を観察しました。自分の班員やクラス・学年の仲間,教員が用意した砂と,色々な場所の砂を見ることができました。正月気分から復帰するリハビリでもあります。
砂は,その場所に至るまでの風化・侵食・運搬・堆積の様々な過程を反映しています。つまり,砂にはその場所の環境とそこに至るまでの歴史が刻まれています。それを調べることで,例えば,採集した場所がどういう自然環境なのか,その堆積物はどこからやってきたのかなどを知ることができます。
授業でみなさんが見た砂や持ってきてくれた砂の一部を紹介します。地球上には実に様々な砂があるということが分かったでしょうか。自然は面白い!
中1地学担当

実体顕微鏡とルーペで観察中です。面白いものが見えましたか?

実験で集めた砂のいくつかを並べてみました。理科では理屈が大切ですが,たまには理屈抜きに,自然の面白さ,すごさにも興味・関心を持ってくれるとうれしいです。
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2月3日金曜日、第57回青少年読書感想文全国コンクールの表彰式が東京日比谷の東京會舘で盛大に行われました。1月19日覧で紹介のあった高校2年の高橋健祐君が毎日新聞社賞(内閣総理大臣賞、文部科学大臣奨励賞に次ぐ賞)を受賞し、表彰式に参列しました。〈写真1〉
高橋君は、『朽ちていった命』(NHK「東海村臨界事故」取材班著・新潮文庫)を読んで、当時核燃料加工会社「JCO」で働いていた大内氏の被曝から死に至る83日間の悲惨さと、その遺体が語りかけるものを考えると共に、治療にあたる医師、看護師の葛藤と苦悩、ご家族の悲しみを真摯に見つめました。そして、福島第一原発事故をも取り上げ、私たちの担うべき使命を心に留めます。

〈写真1〉
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