学園ノート アーカイブ

 中学総合講座「社会的な問題関心を拓くステップ ―生きること・働くこと・考えること― 」 第1回

 海城では20年ほど前から断続的に、様々な教科の教員が集って教科を横断するような内容を扱う講習を「総合講座」と銘打って実施してきました。講習では設定された横断的テーマに関して、それぞれの教科の教員が自分の専門の立場から材料を提供し、あるいは一市民の立場で生徒同士だけではなく教員間でも活発に議論し、その内容を深めてきました。そして講座の最終回には、そのテーマに関わる専門のゲストを学校外からお招きしてきました。これまでに扱ったテーマは、「アダルトチルドレン」「クローン技術」「スローフード」「裁判員制度」「臓器移植」「少年法をどう見るか」「ジャーナリズムを考える」など多岐に渡りますが、今回は「社会的な問題関心を拓くステップ ―生きること・働くこと・考えること―」という共通テーマを設定しました。毎回ゲストの方をお招きし、ご自分の仕事の内容や問題意識、何を大切に生きてきたかなど歩いてこられた人生についてお話していただいた後で、ディスカッションを行う予定です。生徒それぞれがそのテーマの中で描かれる問題を分析する視点を鍛え、あわせて自分の将来に対する問題意識を深められるような場を作れればと考えています。


 第1回目は本講座のイントロダクションとして、まず具体的な進め方について説明しました。


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 その後で、今回は本校の教員3名が、自分がこれまで生きてきた中で大切にしてきたことを、主として仕事の面から語りました。


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 具体的には、なぜ海城の教職を志したのか、教員としての生きがい、教員をしていて嬉しかったこと、悲しかったこと、今後どういうことを目指していくのかなどについて、それぞれの教員が熱を込めながら話をしました。


 ふだん教員からそのような話を聞く機会はあまりないこともあって、生徒たちは各教員の人生の話に真剣に耳を傾けていました。


 次回は新聞記者の佐々木央さんをお迎えしてお話をうかがう予定です。

 

 競技かるた部活動報告〜その22〜

 文化祭が終わって、さる9月23日、関東大会東京都代表選考会が暁星高校にて行われました。東京都からは1チーム8名をメンバーとして2チーム、すなわち16名が関東大会に出場することになります。多数の学校から選りすぐりの選手が参加しての予選試合の結果、海城高校からは高2からは妹尾、高1からは平山、鈴木、鹿野の4名が関東大会代表に選出されました。
 惜しかったのは高1板垣で、最終試合の代表決定戦は、同校対決となっても組み合わせ抽選をやり直さず、そのまま当てるということだったのですが、なんと板垣と鹿野という高1の実力者同士が当たってしまい、両者一歩も譲らず接戦の末、最後は鹿野が勝利しました。他校選手と当たっていたら、おそらく板垣も選ばれていたであろうと思うと残念ですが、来年への布石としてさらなる研鑽を積んでほしいものです。
 東京都代表メンバーは、11月14日(土)、栃木県立武道館にて、東京都混合チームでの団体戦を戦います。すでに混合チームでの練習も始まっており、いつもの海城チームとは勝手の違う慣れない団体戦となりますが、他校の超高校級選手たちと切磋琢磨し、関東大会を制覇できるよう、応援いただければ幸いです。

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東京都代表メンバーです。

 中学1年 安全ワークショップ 第2回

 中学1年生では、1学期に続いて第2回目の「安全ワークショップ」を実施しました。講師にお迎えした「あんぜんファンフェアーズ」のみなさんは、防犯活動の専門家・演出家・俳優・ワークショップデザイナーの方々が集まったユニットで、「安全のためのワークショップ」の開発、実施をされており、小学生や親子を対象にした体験型の安全教室「あんぜんパワーアップセミナー」で、第4回キッズデザイン賞を受賞されています。


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 「安全ワークショップ」は、学校内で過ごす時間や登下校などの時間を、お互いが安心して快適に生活するためには、どのように他者と関われば良いのか、どのようなことが大切なのかを、共に考え、体験的に学ぶプログラムです。このプログラムは本校の教員の意見も取り入れながら、「あんぜんファンフェアーズ」の方々が、本校の中学1年生向けに開発してくださったものです。

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 中学体育祭

絶好の秋晴れの下、本日中学体育祭が実施されました。
今年の体育祭には二つの「初めて」のことがありました。
ひとつは、人工芝のグラウンドでおこなわれた初めての体育祭だということです。もうひとつは、初めて生徒全員がクラスカラーのTシャツを着ておこなったという点です。爽やかな秋の日差しの中で、これまでになくカラフルな体育祭でした。

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               選手宣誓

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 競技かるた部活動報告〜その21〜

 夏休みの海城競技かるた部の戦果をご報告いたします。
 まず、夏休みが開始直後の7月20日、多摩大会に参加いたしました。例年、この大会は酷暑かつ冷房のない武道館にて、選手は流れる汗を拭いながらの過酷な試合になるのですが、結果は高2山田がC級4位、高1板垣がB級4位と大奮闘いたしました。さらに、高2相川がC級3位に入賞し、これによってB級二段へ昇段いたしました。
 続いて8月23日、東京白妙大会D級の部で、中学かるた部長、中二の林がなんとD級優勝という快挙を果たし、C級初段に昇段いたしました。現中学かるた部では初めての有段者となります。
 毎年夏休み最後の締めくくりの大会となる、8月29日の学生選手権では、海城かるた部一同、夏休み中の活動の成果を発揮してそれぞれに善戦し、中でも、高1鈴木虎次郎がB級4位と、多摩大会での板垣に続いて昇段にあと一歩に迫りました。
 B級までは公認大会3位以内入賞で昇段及び昇級ができるのですが、B級は、3位入賞で三段に昇段、優勝もしくは準優勝二回で四段に昇段し、A級に昇級することになります。現二段のB級部員の中から、まずは三段選手を輩出することが今後一番の課題となりそうです。
 次は9月23日、暁星高校にて関東大会代表選手選考会が行われます。東京都代表メンバーの一員として、宇都宮で行われる関東大会に参加することが叶いますよう、ぜひご期待ご声援いただければ幸いです。

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 平成27年度 高校生書評合戦 東京都大会結果報告

 さる9月27日(日)、平成27年度 高校生書評合戦 東京都大会が都立練馬工業高校で行われました。おすすめの一冊を持ち寄り、本の魅力を紹介し合う書評ゲームである「ビブリオバトル」がもとになっている大会です。本校からは、高2、3名(石崎、高嶋、堀井)がエントリー。10月25日(日)に開催される決勝リーグに進出すべく、他校の精鋭たち(総勢304人)と熱い戦いを繰り広げました。3名全員がベストのパフォーマンスを披露し、各会場で「海城ここにあり」とばかりに強い存在感を示しました。激戦の中、5年6組の堀井が見事決勝リーグ進出を決めました。本の登場人物になり切るところからプレゼンに入る斬新な演出が光り、1回戦、2回戦(代表決定戦)ともに、圧倒的な支持を集めていました。
 堀井は10月25日(日)、青少年オリンピックセンターで開催される決勝リーグ(16名で争われます)に出場し、東京代表の座を目指します。
 彼の活躍にご期待ください。
 
高2国語担当
 
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紹介した本を手にした発表者3名。

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 模型部 TOKYOガンダムプロジェクトに出品

 9月26日(土)から10月4日(日)お台場にあるシンボルプロムナード公園のウエストプロムナードで「TOKYOガンダムプロジェクト2015〜東京から世界へ〜」が行われています。詳しくは、本プロジェクトのホームページ(http://www.tokyo-gundam-project.jp/)に譲りますが、国際交流を目的としたイベントです。


 9月27日と10月4日には、複数の高校が野点、空手、ダンス、マーチングバンドの演奏等を披露したり、テントの中で、各国の物産を展示したり、国の紹介をする大きなイベントです。会場は等身大のガンダムの足下で、本校模型部も展示スペースを設けていただき、作品を出品することができました。


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            3校合作ジオラマ


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 アメリカンフットボール部秋季大会出場、悲願の1勝!

 今年度のアメフト部は高1が20名、高2が10名の計30名で昨年度の倍近くの部員数となったこともあり、試合形式の練習も行うことが出来るようになりました。またグラウンド工事のため夏合宿も初の外部施設で行いOB指導の下、ポジション別に充実した練習メニューを行い部員の結束も強められました。


 9月にアメリカンフットボール部は関東高校秋季大会に臨みました。


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 中学野球部 地区大会優勝! 都大会出場権獲得!

 中学野球部は、9月13日(日)から始まった新宿・目黒・渋谷地区の秋季大会に出場しました。チームは、2回戦・準々決勝・準決勝と順調に勝ち進み、ついに決勝戦に進出することができました。決勝戦は、9月22日(火)に目黒区立東山中学校のグラウンドで行われました。対戦相手は、「代々木・本町中」で、夏季大会優勝の強豪チームでした。試合は、投手の立ち上がりを両チームが互いに攻め合う展開で、お互い初回に2点を取り合いました。その後は互いのエースが本領を発揮し、引き締まった投手戦が続きました。しかし、その中でも海城中学が細かく追加点を挙げ、4−2で勝利をおさめることできました。
 そして、地区大会の優勝チームには都大会への出場権が与えられるので、この決勝戦の勝利により、海城中学の都大会出場も決定しました。海城中学の都大会出場は約10年ぶりの快挙です。都大会の組み合わせや日程はまだ決まっていませんが、都大会でも実力を十分に発揮できるように、頑張ってきたいと思います。応援よろしくお願いします。
                       野球部顧問


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 理科 地学部 日本水文科学会会長から祝辞

 報告が遅くなりましたが,2015年5月25日の海城PRESSにもアップした,JpGU(地球惑星科学連合)2015年大会での最優秀賞受賞を受けて,いつも研究発表の場をいただいている日本水文科学会より会長の祝辞をいただきました.水文科学会には,いつも有益なご助言と励ましといただいています.今後も研究と連携を継続させていきたいと思います.
 

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海城中学高等学校地学部の快挙を祝して
日本水文科学会会長 鈴木啓助
 
日本地球惑星科学連合2015年大会 高校生セッション最優秀賞
「新宿区立おとめ山公園周辺の地下水の変動把握および涵養域の推定」
海城中学高等学校 清水彬光・法兼佑泰・越田勇気・中村太亮
  
 日本地球惑星科学連合2015年大会期間中の5月24日に開催された「高校生によるポスター発表」セッションで、海城中学高等学校地学部による「新宿区立おとめ山公園周辺の地下水の変動把握および涵養域の推定」が、全国43校78件の発表の中から最優秀賞を受賞しました。この発表の著者は、清水彬光君(高2)・法兼佑泰君(高2)・越田勇気君(高1)・中村太亮君(高1)の4名ですが、卒業生の高野雄紀君(現東京大学理学部4年)や瀧下恒星君(現京都大学理学部2年)、高3の片山健太郎君をはじめとした地学部の先輩方の長期間の観測における功績も忘れることが出来ません。なお、高野雄紀君は、日本地球惑星科学連合2014年大会における「新宿区おとめ山公園湧水の地下水位−流量モデルと地下水位の大気圧応答」と題する発表で、学生優秀賞を受賞しています。
 海城中学高等学校地学部は、日本水文科学会の学術大会で実施している一般公開企画「身近な水環境」に毎年参加し、新宿区立おとめ山公園周辺の地下水に関するポスター発表を行っています。このように、本学会の学術大会の常連校が、7年に渡る地下水の長期観測データに基づく水文科学研究の成果を発表して全国1位を獲得したことは、大変喜ばしく思います。
日本水文科学会では、次世代育成と社会との連携を目的に2011年度大会より一般公開企画「身近な水環境」を開催しています。また、一般公開企画で発表した参加者がより専門的な水文科学の研究に触れられるよう、同日に公開シンポジウムを実施しています。高校生や市民活動団体の方々に日頃の活動の成果をポスター発表していただき、研究者との意見交換などをつうじて専門性を深化させる場として活用されています。
 今回受賞された海城中学高等学校地学部の顧問である上村剛史教諭は本学会の会員であり、集会委員として前述の一般公開企画の立案・運営に精力的に取り組まれています。また、受賞された発表者代表の清水彬光君は、中学時代より地学部に入部し2012年度の日本水文科学会学術大会より毎年発表者に名前を連ね、2014年度大会ではグループの代表者として発表を行っています。
 今回の受賞は、上村会員のご指導と卒業生も含めた海城中学高等学校地学部のみなさんの努力の賜物であると同時に、本学会におけるポスター発表の経験や、学会員からのアドバイスを取り入れた研究の深化が、地球惑星科学分野の研究者などに広く評価された結果であると思います。多くの若い世代の方々に水文科学の魅力を伝えられたことは、本学会にとって大変有意義であります。誠におめでとうございます。
 今後とも、日本水文科学会の学術大会において一般公開企画「身近な水環境」を継続して開催いたしますので、学会員の皆様は引き続き温かいご支援とご指導をお願いいたします。
 

以下,HPでもご覧いただけます.
http://www.suimon.sakura.ne.jp/2015/06/new-6.html

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