2012年06月 アーカイブ

 生物部 シビオシ&サツマイモの苗植え

 報告が遅くなってしまいましたが、5月27日に生物部で埼玉県所沢市にある北野の谷戸で里山ボランティア活動を行ってきました。
 水田では、水田に生えている植物を土の中に埋める作業の「シビオシ」を行いました。また、「トンボ」を用いて、水田の平均化を行いました。泥の中に入る作業で、歩きなれていない生徒もいましたが、一生懸命作業をしてくれました。
 畑では、サツマイモの苗植えを行いました。今年の冬に耕したところで、マダケやアズマネザサが生えており、苗を植えるに至るまでに大変なところでしたが、なんとかサツマイモの苗を植えることができました。秋にはお米と一緒に、おいしいサツマイモができると良いですね。それには、この夏の草取りが大切になりますが・・・。
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サツマイモの苗を植える生徒


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作業後にジャコウアゲハを捕まえました!
北野の谷戸には多くの生物がいます。生徒にとってはとても良い生物の観察場所になっています。こうした環境を自分たちも参加して保全していくことが大切ですね。
(生物部顧問)

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 地学部 長瀞巡検

 地学部は24日、「日本地質学発祥の地」と言われる埼玉県秩父郡長瀞に行ってきました。主な目的は、ポットホール(甌穴)を計測するためです。ポットホールとは、くぼみにはさまった石が長い間激しい流水の力で回転し、川底などに穴をあけたもののことです。長瀞には日本一大きいと言われているポットホールのほか、親鼻橋のたもとなどに見事なポットホールが見られます。これらを計測し、形成当時の流速や流路などがわかればと考えているのですが、はじめたばかりなのでまだまだ苦戦中です。考察を深めてから、改めて訪れたいと思います。
 また、長瀞は、地下深いところで高い圧力を受け、元の岩石の性質が変わった変成岩というものがたくさん見られ、その結晶片岩の割れやすい方向に沿って荒川による浸食がすすみ、岩石段丘となった「岩畳」など、見どころがたくさんあります。参加した6名は、それらに触れ、充実した1日を過ごすことができたようです。
                                 地学部顧問

ポットホールの深さを測定する

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 全校生徒による災害訓練実施

 6月20日(水)の6時間目終了後、全校生徒を対象に、震度6強の非常に強い地震がおこったという想定で、主として避難の仕方をポイントに災害訓練を実施しました。
なお、今回の想定では、放送機器だけは機能していることにしました。また、訓練の実施については、事前に生徒には全く知らせないという形式で行いました。

<具体的な実施状況のポイントについて>

1.6時間目授業終了2分後、緊急放送で、災害訓練の開始を連絡。今回想定した災害の規模と状況を全校生徒に説明して、「災害時の基本行動マニュアル」に沿って行動するように指示。

<災害訓練スタート>

2.緊急放送終了後、緊急地震速報を流す。
地震発生のカウントダウン。地震発生。
3.1分後、第1回目の緊急放送
余震対応への注意と校舎の状況や避難経路の安全確認をするまで、その場に待機することと、各自の安全を確保し、周りの生徒の状況を確認することを指示。
4.本部室にいた教員で、手分けして各号館校舎とグランドへの避難路の状況の確認を行う。
各号館と避難路の安全を確認。第2回目の緊急放送
現時点での避難路の安全が確認されたことを告げ、グランドへの避難開始を指示。
1号館、3号館の生徒は、ひとまず前庭に避難・点呼を行う。
5.避難開始2分後、8階建ての2号館の校舎について、新たな情報が入ったとして緊急放送(3回目)。
 保健室側の階段が3階途中から壊れているため、もう一つの階段しか使用できないという新たな想定を加える。2号館にいる全生徒が4階からは、一方の階段だけを使用させることで、混雑状況を経験。
6.グランドに避難してきたクラスから点呼開始。グランドへの避難路が空いてきたところで、前庭に待機していた生徒をグランドへ誘導開始。
7.全クラス生徒の点呼と安全を災害対策本部が確認
(グランド避難開始を告げる2回目の緊急放送からの時間:16分23秒)

 今後、今回の災害訓練の内容について、生徒や教職員から詳しくアンケートを取り、その分析結果に基づいて、実際の災害時の避難行動に生かしていきたいと考えています。
(海城学園 災害対策委員会)

 中学1年生 武道選択体験(柔道3回目)

今日は中1武道体験の柔道が3回目となりました。
今日の柔道は「投技」「抑え込み」の体験でした。
いつも通りに準備運動。3回目で慣れて来ている
ので、時間も早く済むようになりました。
さて、投技は大腰をやりました。勿論、形だけで
投げはしません。でも、技に入ると相手の重さを
感じて柔道をやった気がしたでしょう。
次に抑え込みの袈裟固めをやりました。袈裟とは?
生徒に聞くと「今朝!」「今日の朝!」なんて冗談
も飛び出し楽しく出来ました。
これで、体験は終了。来週はいよいよ選択決定です。
1週間よく考えましょう!そして良い選択をして
下さい。(柔道担当:関根善晴)


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 中学柔道部 総体予選

文化部ばかり海城PRESSに掲載しているので、運動部の先鋒役
で柔道部の結果報告を。

6月16日(土)国士舘中学高等学校柔道場
東京都中学校総合体育大会柔道大会の第2ブロック予選が
行われました。結果は



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 中学保健委員 救命技能講習

5月25日中間考査の最終日、「救命技能講習」を受けに新宿消防署に行ってきました。今回は中学保健委員28名が参加しました。     
<保健部養護教諭>



(呼吸の確認)


(人工呼吸)


(心肺蘇生)


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 中学2年生 コミュニケーション授業〜第2週〜

 前回に引き続き、コミュニケーション授業の第2週目の様子をご報告します。

 先週に引き続き生徒たちは新しい「出会い」を経験することになりました。彼らが普段接することのない世界で活躍されている大人との「出会い」です。今回ご協力いただいた方々は、先生方のお知り合い、海城のOBの方々、学校近隣の商店街の方々など多岐に渡ります。このコミュニケーション授業という取り組みに賛同していただき、お忙しい中来校していただきました。

 生徒たちは、ゲストお一人に対して7名1グループでお話をうかがいます。靴屋さん、飲食店のご主人、フォトグラファー、俳優、そして売店のおばば…、多種多様な人生のストーリーに皆真剣に耳を傾けます。何の前提も共有していない、今日始めて出会った大人とみんなで有意義なひと時を過ごすために自分は何ができるのか、ひとりひとりがそのことを一生懸命考えながら会話していたのが印象的でした。
 後半の授業ではお聴きしたお話を「聞き書き」という形式の文章にします。ゲストの方々の語り口を生かし、一人称の形で作文していきます。同じ方にお話を伺ったはずなのに出来上がった「聞き書き」にはひとりひとりの個性が出たりして、そこに面白さを感じます。最後までお残りいただいたゲストの方々の前で出来たてほやほやの「聞き書き」を何人かが朗読して、今週は終了となりました。

 ゲストの方々には、話を「主体的に」聴こうとする子どもたちの懸命な様に好感をもっていただきました。学年のスタッフとしてこれ以上の喜びはありません。またゲストのお一人から「子どもたちに話すという今回の体験が、自分自身の生き方を問い直すよいきっかけとなった」という感謝の言葉を頂戴しました。ゲストの方々にとっても、おいでいただいたこの一日が有意義な一日となったのならば幸甚に存じます。

 コミュニケーション授業も残すところ、後1回となりました。次回は今回作った「聞き書き」をもとにして、ゲストの方々のお話を演劇化していきます。今から楽しみでなりません。
                (中学2年国語担当)


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 競技かるた部活動報告

 2強の一角、都立駒場との死闘の行方は…。

 7月下旬に近江神宮にて開催されるかるた甲子園への出場をかけた予選がスタートしました。全国へのキップはわずか2枚。昨今のかるたブームもあってか、参加校も過去最高の数に。私立暁星と都立駒場の2強の牙城を崩すべく、ここまで練習を行なってきました。
4月に即戦力ルーキーを新たに4人迎え、盤石の布陣で予選を迎えました。
一次予選は5月3日。初級中級いずれかにエントリーし、個人戦を戦いました。それぞれが獲得した勝ち点の合計が学校のポイントとなります。この予選で決勝リーグに駒を進められるのはわずか1校のみ。我が校は新入部員の活躍もあり、大健闘しましたが、残念ながら都立白鴎、都立駒場に次ぐ第3位。2次予選に回ることとなりました。ちなみに2位都立駒場との差はわずか1。差は確実に埋まりつつあります。


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大会パンフです。

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ルーキー大活躍!初級上位独占です。

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大会結果です。


 2次予選。6月3日に行なわれました。決勝リーグに進めるのは都立白鴎を含む4校。つまり今予選では3校が勝ち抜けとなります。
午前中。払い手禁止の特別ルールによる個人戦。個人が獲得した勝ち点の合計が各校のポイントに。8校が午後の団体戦に進みます。かなりの強豪と当たり続ける試練の中、何とかポイントを揃え、5位で午後の団体戦へ。
 午後の団体戦。決勝リーグ進出のためには3連勝が必要に。
 1試合目。8位通過の都立桜修館と対戦。5対0の圧勝。
 2試合目。3位巣鴨との1試合目を落とした都立駒場(予選2位通過)との対戦。宿敵との対決が早くも実現。全国のためには遅かれ早かれ倒さなければならない相手。天王山です。一進一退の好勝負。強豪相手に互角の勝負を演じます。勝負の行方は…。2対3。善戦虚しく敗退。相手を確実に追い込んでいただけに残念でなりません。
 結局、決勝リーグに駒を進めたのは、暁星、巣鴨、都立駒場の3校。一緒に合同練習をしたこともある巣鴨が勝ち残ったことが改めて悔しさを募らせます。
 長らく休部状態にあった部を再興させた高3部員はこれで引退となります。試行錯誤の中、部をここまで引っ張ってきてくれた彼らには本当に感謝しています。そして、彼らに続く後輩部員には先輩の思いを引き継ぎ、来年こそ悲願のかるた甲子園出場を果たしてもらいたいと願っています。


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大会パンフです。

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暁星,駒場の2強時代が続いてます。

                         (競技かるた部顧問)


 中学2年生 コミュニケーション授業〜第1週〜

 今年で3年目を迎えるこのコミュニケーション授業。今年も講師に俳優.ワークショップファシリテーター(体験的学習活動の進行をする指導者)のすずきこーた氏をお招きし、道徳と国語の時間を使い、先週からすでにスタートしています。
今回はこのコミュニケーション授業の第1週目の様子をご報告します。

 第1回目の授業は「出会う」がテーマ。生徒はまず講師である「すずきこーたさん」に出会います。そしてこーたさんに導かれるまま次に「演劇」に出会うこととなりました。
 こーたさんの軽妙な自己紹介により、多少構えぎみの生徒から硬さがみるみるうちに消えていきます。間髪入れず簡単なコミュニケーションゲームに移行。身体を動かし、触れ合うことで、自然と心の壁が取り払われていくのがみてとれます。次に身体でものの形や場所を表現するシアターゲームへ。1人から2人、そして最後は7人ひとグループで表現することに。言葉を使わずに何かを表現して、それを他者に伝える経験を通して、自分たちが普段いかに言葉に頼り切ってコミュニケーションをはかっているかだとか、協働することは一筋縄では行かないものだといったことを身をもって感じていたのが印象的でした。
 10分程度の休憩を挟み、生徒は次週以降必要となる「聞き書き」に触れることに。各グループが、与えられた聞き書きを読み合わせた後に、思い思いに身体を使って、聞き書きの世界を演じてみます。今回の目的は「うまく演じる」ことにあるのではなく、試行錯誤しながらまずは「演じる」を体験してみることにあったようです。予備知識のない中、こーたさんを感心させるグループもあったり、何をしてよいかわからず立ち往生してしまうグループもあったり。いずれのグループも何かを身体で感じたのは間違いない様子。次回にそれがいきてくるといいなあと思いました。
 各クラス共通するのは、とにかく目の前の課題に楽しそうに取り組んでいる様子です。滑り出し上々、次週が今から楽しみです。
                         (中学2年国語担当)


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すずきこーたさんに出会います。

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 地学部 多摩川河川敷化石発掘

 真夏のような晴天に恵まれた5月27日、地学部は狛江市周辺の多摩川河川敷に、新入部員歓迎巡検も兼ね化石採集に出かけました。参加した中学1年生は5人。過去数回行ったことのある先輩たちに教えられながら、熱心に化石を掘っていました。ここは、飯室層と呼ばれる約100万年前の地層で、主に貝や植物(メタセコイア)の化石を見つけることができました。
また、目的地の近くは1974年(昭49)に台風の影響で堤防が決壊し、19戸の民家が流された「狛江水害」の場所でもあります。実際に家々が流された場所を見て、感慨深げに話を聞いていました。
水位もあまり高くなく、それぞれ満足のいく収穫を得て無事に巡検を終えることができました。

                               地学部顧問


化石発掘の様子。みんな真剣に作業しました。

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 地学部 第9回身近な水環境の全国一斉調査&南沢湧水群調査

 6月3日の日曜日,地学部は,第9回身近な水環境の全国一斉調査に参加し,高田馬場付近の神田川とおとめ山公園の湧水の水質を調べました。この一斉調査は,みずとみどり研究会が主催となり,2004年から毎年6月に実施されてきました。水環境の保全や修復に関する市民の意識の高まりから,調査には一般市民や学校の児童・生徒などが参加し,全国の水質マップを作って実態を把握・比較し,水環境に関する理解と関心を高めてもらうことが目的です。調査地点の数は約5000ヶ所程度にもなる大規模なものです。
 本校の地学部では,高田馬場付近の神田川,おとめ山公園の湧水で水質を測定し,事務局にデータを送りました。その後は,定期的に調査している東久留米市の南沢湧水群(「平成の名水百選」)に移動し,定期調査を行いました。お疲れさまでした。


身近な水環境の全国一斉調査のHPは以下のアドレスです。
http://www.japan-mizumap.org/

                          地学部顧問


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高田馬場付近の神田川での水質調査風景1

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 生物部 北浅川自然観察会

 6月3日に八王子市を流れる北浅川周辺で毎年恒例の自然観察会を生物で行いました。海城をご退職された鈴木元明先生を講師にお招きし、雑木林の散策やモリアオガエルの卵塊がある池の観察、北浅川での水生昆虫や魚などの水生生物の観察を行いました。中学1年生の新入生は生物部で初めての野外活動になりました。生徒達は昆虫網やタモ網を振り、生き物をとらえては教員に質問するなど、とても熱心に観察していました。
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北浅川の川辺で集合写真


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 中1 校外研修。成田ゆめ牧場。

 5月30日(水)、中学1年生335人、晴天のなか、校外研修(遠足)。
 

 学校近くに集合してバス8台で〈成田ゆめ牧場〉へ。




 目的は、カレー作り。


 といっても、薪に火を点けるところからのスタート。



 風向きの良し悪しもあって、苦労したグループもあったようだ。



 準備されたジャガイモ、ニンジン、タマネギを切る。お米を研ぐ。


 なかなか手際のいい生徒が多い。さすが海城生。(家庭学習の成果だろう。)


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