2015年度中学入学式
3月21日に鹿児島大学で開催された第62回日本生態学会大会高校生ポスター発表に生物部員8名で参加しました。生物では3件のポスター発表を行い、1件が審査員特別賞を、2件がナチュラルヒストリー賞を受賞しました。生態学会は4000名を超す専門家が入会しています。生徒達の発表にも多くの専門家の方が集まり、様々なアドバイスをしてくれました。生徒達も様々な刺激をもらったようです。学会後、ホテルに戻った際には一室に皆で集まり、研究の反省、今後どのように研究を進めて行くかを生徒同士で話し合っていました。外部で発表するのは勇気のいることではありますが、その分、学べることは多々あることを再認識しました。これからも自分たちで研究を進め、どんどん外部に向けて発表して成長してもらいたいです。
・審査員特別賞
「植生の異なる環境でのバッタ類の種組成と多様度の比較」
千代田創真(新高2)
概要:埼玉県内の植生の異なる草原で一定面積内のバッタを捕まえて、種類とその数を数を調べた。種類とその数からシャノン指数という多様度を示す値を算出し、どのような草原環境でバッタの多様度が高くなるのかを比較した。その結果、植生間でのバッタ類の多様度の違いは小さく、バッタ類の多様度が高い場所は生息環境の面積が大きいことが考えられた。生物の多様性がどのように創出されるかを明らかにすることに貢献する研究である。
・ナチュラルヒストリー賞
「埼玉県内におけるアライグマの生息状況〜爪痕調査から考えたこと〜」
河野哲(新高3)、角田周平(新高2)、他校の生徒7名の共同研究
概要:埼玉県の高校12校と連携して、埼玉県内の寺社の柱についている爪痕からアライグマの生息状況を調べた。その結果を、QGISという地理情報システムソフトを用いて、爪痕の情報と土地利用を情報を地図上に落とし込みデータをまとめた。埼玉県の北部や西部など森林と農地があるところではアライグマの生息が多いことが考えられた。特定外来生物でアライグマがどのように分布を広げ、どのような場所に生息するのかを明らかにすることに貢献する研究である。また、他校の生徒との共同研究の面白さ、情報連携の難しさなど様々な事を学べた研究であった。
「寺社の爪痕調査からみた新宿区における食肉目の生息状況」
角田周平(新高2)、河野哲(新高3)、縄田一樹、沖田嵩樹、吉野舜太郎(新高1)、大塚悠宇馬(新中3)、黒田峻平(新中2)
概要:都心にはどのような食肉目が生息しているのか?という疑問から始まった中学生を中心とした研究で、113の寺社の柱の爪痕を調査した。その結果、新宿区にはハクビシンが多く、アライグマは少ないことがわかった。また、QGISを用いて解析したところ、ハクビシンの爪痕がある場所は、爪痕がない場所に比べて緑地と水辺に有意に近いことが考えられた。
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発表の様子
中学3年生で実施した「コミュニケーション授業」。今回は青☆組主宰、吉田小夏さんが担当された2クラスの3回目の授業と発表会の様子をご報告します。
3回目の授業では前回に引き続き班ごとに作品を創り上げていきました。授業の最後にみんなの前で発表しました。
修学旅行の事後学習として、中学3年生で実施した「コミュニケーション授業」。今回は2クラスを担当していただいた、多田淳之介さんの3回目の授業と発表会の様子を紹介します。
3回目の授業では、前回に引き続いて、一枚の写真をもとに班ごとに作品を創り上げていきました。
3月26〜29日に開催された第126回日本森林学会大会の高校生ポスターの部に生物部植物班が出展しました。
生物部植物班では、昨年の冬から狭山丘陵で雑木林の萌芽更新(樹を切って切り株から新たな芽が出ることで森林の若返りをはかること)の調査を行っています。述べ304本の成木の胸高直径と1740本の萌芽の直径と長さを測定してきました。調査自体もとても大変だったのですが、膨大なデータをまとめるのは大変でしたが、中学3年生の生徒を中心に樹種ごとの萌芽の法則性を見つけるために必死にデータと向き合っていました。フィールドでコツコツデータを集め、それを必死にデータにまとめる。フィールドの研究の厳しさと面白さを実感できたのではないかなと思います。学会に向けてデータをまとめることで新たな課題も見えてきたようです。彼らはこの春から高校生。この経験を生かして更なる進歩を期待しています。
発表タイトル:狭山丘陵における二次林構成種の萌芽特性について
研究者:角田週平(高1)、岡本泰崇(中3)、後藤遼太(中3)
4月1日(水)から3(金)にかけて,理科・地学では,地学部を中心とした栃木県で春の地学巡検旅行(2泊3日)を行いました.今回のテーマは,地学部の研究対象として取り組んだ部員もいる「葛生の石灰岩」をメインとしたフィールドワークでした.
1日目は,有名な石材でもある大谷石の露頭観察と資料館見学,そして栃木県内の鉱山を巡り,鉱物採集を行いました.2,3日目は,葛生化石館にお世話になり,これまでも地学部員がフィールドとしてきた鉱山に入れていただき,地質調査の基本と化石採集を行いました.今回は専門的な要素が多く,理解の難しいことや根気のいる作業も多かったですが,よりきちんとした経験となったかと思います.また,研究対象となる岩石サンプルも得られ,今後に期待しています.
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3月30日(月),日本科学協会のメンター制を利用している本校地学部員の西尾真輝君(高2),清水彬光君(高1),廣木颯太朗君(高1),見学者として地学部3名が,平成26年度サイエンスメンター制研究発表会に参加しました.
西尾君,清水君,廣木君は,今年度,日本科学協会のサイエンスメンター制を利用して,研究者から専門的な指導を1年間受け,研究に取り組みました.日本科学協会のサイエンスメンター制度とは,指導や助言を受ける側の人(メンティー,Mentee)が,成長途上の若い人たちに指導や助言を与える経験豊かな人(メンター,Mentor)の助けを借り,自発的に研究計画を立て,調査・実験をし,報告書作成と成果発表まで科学的な研究プロセスを経験させる制度です.
今日は,その成果を発表する機会でした.突出した人材を学校教育の枠を超えて伸ばそうとする視点があるだけに,3名とも超高校生級の研究発表を見せてくれました.今後の部活動のみならず,この経験が大学以降の人生に生きて来ると思います.来年度は,清水君,廣木君の2名は引き続きで,新高2が1名の合計3名が採択されています.是非,一生懸命取り組んでほしいと思います.1年間,指導いただいた先生方,日本科学協会の方々をはじめ.関係者の皆様に感謝申し上げます.
*本校のメンター制度利用者と指導いただいた先生方
・西尾真輝(高2)「エアロゾルが夜空の明るさに及ぼす影響」,国立天文台副台長 渡部潤一 先生
・廣木颯太朗(高1)「夜空の明るさ(南極での観測)」,国立天文台副台長 渡部潤一 先生
・清水彬光(高1)「新宿区おとめ山公園の湧水とその周辺の地下水に関する研究」,首都大学東京 都市環境学部地理環境コース都市環境科学研究科地理環境科学域准教授 松山 洋 先生
*参考
公益法人 日本科学協会 HP:http://www.jss.or.jp/
サイエンスメンター制度 HP:http://www.jss.or.jp/ikusei/mentor/