中学総合講座「社会的な問題関心を拓くステップ ―生きること・働くこと・考えること― 」 第5回

中学1年生から3年生の60名ほどが参加している中学総合講座。
第5回目の今回は、弁護士の今村核さんをお招きしました。
今村さんは、有罪率99.9%の現在の刑事司法の中で、多くの冤罪事件を扱ってきました。これまで14件の無罪判決をかちとってこられた「冤罪スペシャリスト」として有名な弁護士です。著書には『冤罪弁護士』(旬報社)、『冤罪と裁判』(講談社現代新書)などがあります。
今村さんは自らの学生時代のこと、弁護士になろうと考えた理由について語った後、二つの冤罪事件について具体的に説明してくれました。裁判がどのように進んでいったのか、争点はどこにあったのか、などの詳細なお話に、生徒達は熱心に耳を傾けていました。