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 中学総合講座「社会的な問題関心を拓くステップ ―生きること・働くこと・考えること― 」 第5回

 中学1年生から3年生の60名ほどが参加している中学総合講座。


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 第5回目の今回は、弁護士の今村核さんをお招きしました。


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 今村さんは、有罪率99.9%の現在の刑事司法の中で、多くの冤罪事件を扱ってきました。これまで14件の無罪判決をかちとってこられた「冤罪スペシャリスト」として有名な弁護士です。著書には『冤罪弁護士』(旬報社)、『冤罪と裁判』(講談社現代新書)などがあります。


 今村さんは自らの学生時代のこと、弁護士になろうと考えた理由について語った後、二つの冤罪事件について具体的に説明してくれました。裁判がどのように進んでいったのか、争点はどこにあったのか、などの詳細なお話に、生徒達は熱心に耳を傾けていました。


 個人的には、「冤罪事件を担当するやりがいは何ですか?」という生徒の質問に対する、今村さんの答えが印象的でした。今村さんは「無罪になった時は、嬉しいと思う一方で、そうなるのは当たり前だという気持ちもある」と言いました。「無罪になるのは当たり前」という言葉には、これまでのご苦労、弁護士としての矜持・・・などなど、様々な想いが込められているように感じました。


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授業を受けた生徒の感想を引用します。


「今村さんの中学時代から弁護士になるまでの心情の移り変わりがよくわかり、ためになるお話でした。自分の生き方に悩み、それをのりこえたときのお話、弁護士に興味を持ち、それを生きがいにしていくときの気持ちなど、今後に活かせそうなお話ばかりでした」


「勉強する理由は人と競争し、自分の武器にするためにではなく、社会で困っている人を助けるためにあるのだと改めて感じました」


「考えて見れば、僕は今まで自分のためだけに勉強をしてきたのだと思います。今村さんは苦しんでいる人を救おうと弁護士になり、しかもその他人を救っている過程で楽しみを見つけられるのはすごいと思います。とても感銘を受けました」


 最後になりましたが、お忙しいところ学校でお話くださった今村さんに厚く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

 
 次回は、いけばな雪舟流次期家元の増野光晴さんをお招きします。

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