2015年08月 アーカイブ

 生物部 「日本生物学オリンピックで金メダルと銅メダルを受賞!」

 日本生物学オリンピックは中学生と高校生を対象に、生物学の考え方や実験・観察の技能を競いつつ、生物学の面白さを体験するための大会です。予選は3433名が受験し、上位80名が8月20〜23日に広島大学で開催された本選に進みました。海城からは生物部員3名が本選に進みました。
本選に進んだ3名が、見事にメダルを獲得しました!

・金メダル(上位10名に与えられます) 小熊陽
・銅メダル(上位20〜40名に与えられます) 河野哲
・銅メダル(上位20〜40名に与えられます) 千代田創真

 なお、高校2年生の千代田君は来年の3月に国際生物学オリンピックの日本代表選抜試験に挑みます。これに合格すると、ベトナムのハノイで開催される国際生物学オリンピックに日本代表として出場することになります。更なる活躍を期待しています。(生物部顧問)

国際生物学オリンピック日本委員会(JBO)公式HP
http://www.jbo-info.jp/index.html


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受賞者のコメントは続きを読むをご覧ください。
 

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 戸山小学校「夏の算数教室」開催される

 去る7月29日に、数年前より新宿区が行っている“地域協働学校”の一環として、本校のお隣にあり日頃よりお世話になっております戸山小学校にて、同校4、5年生(希望した30人)を対象に、「夏の算数教室」が行われ、本校数学科の川崎と、本校の数学サークルに属する中学1,2年生(写真1)が授業を行いました。
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          (写真1)
テーマは「オイラーの多面体定理」で、積み木を使ってこの定理を“体感する” (写真2)ことを目標としました。
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          (写真2)
 果たして、参加した小学生の皆さんの積極的な参加により、充実した時間を過ごすことができました。
 最後に、関連する問題を出題し、その答は本校文化祭の数学部コーナーで発表することとしました。戸山小学校の皆さん、どうぞ来月行われる本校の文化祭へお越しください。
 日頃、中高生と授業を共にしている講師にとって、小学生の皆さんとの交流は大変に新鮮であり、大いに勉強になりました。また、参加した本校生も見聞を広める機会になったようです。
 戸山小学校の皆さん、そしていろいろお世話頂きました同校の千名原先生、有難うございました。

 古典芸能部だより「富浦寄席」開催

毎夏、南房総市富浦町で行われている古典芸能部の合宿。
 昨年の合宿中に交流を開始した富浦小学校学童クラブへお伺いし、「第一回海城富浦寄席」を、8月18日,19日の2日間開催いたしました(写真1)。
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               (写真1)

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 English Camp 第2隊 最終日

3日目となる今日は、いよいよ同じトピックを選んだグループとのディベートです。
自分たちの主張を表明し、相手の主張を聞いて反論し、結論を述べる、という流れの中で勝敗の分かれ目となったのは発表技術でした。
主張そのものは、どのグループもよく考えられていましたが、いかに相手の目を見てゆっくりはっきり話せるかといったことが母国語で討論するよりも難しかったと思います。ネイティブの先生方からは、「意見を言うときも聞くときも、両手は机の上にのせたほうがいい」「背筋を延ばして少し体を前に傾けたほうがいい」「相手の意見を聞いているときにメモをたくさんとっているとプレッシャーを与えられる」といったアドバイスをもらいました。昨晩、レッスンが終わった後で自分達の部屋で発表の練習していた生徒や、日々の英語学習を怠らない生徒は自分が使う英語に自信を持って堂々と発表していたように見えました。また、生徒達は自分が言いたいことがあるのにうまく言えない理由に、語彙や言い換える能力が不足していることを感じてくれたでしょうか。語彙といっても意味のわかる単語が何千語あるかだけではなく、使いたいときに瞬時に適切な場面と用法で使える語彙がどれだけあるか、自分の言いたいことを自分の使える語彙でどうパラフレーズできるか、といった力をこれから高めていってくれたら幸いです。(本間匡倫)

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↑ディベート風景。

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↑閉会式の様子。

 中2English Camp(8月17日〜19日)

第1日目
 初日はあいにくの雨となりましたが、中学2年生の希望者92名が長野県菅平高原で実施されるEnglish Campに向けて出発しました。1班9〜10名の海城生に外国人の先生が1名付いて生活の中で英語を使いながら、班ごとに創作英語スキットを作りみんなの前で発表することを目指します。私たち日本人教員も生徒諸君に対しては頑張って英語で指示出しや説明をしました。
 食事の際に食べ終わった後の食器の片づけ方についても英語で説明がありました。ゴミを「燃えるもの・燃えないもの」に分けたり、食器を水で「すすいで」「上下ひっくり返して」ベルトに乗せるのですが、このような日常で使う何気ない表現を英語でどう言うのか一つ一つの場面から多くのことが吸収できたことと思います。
 午後は外国人の先生方のモデルスキットを全員で見て到達目標をイメージした後、グループ毎に教室に分かれ授業を受けました。夕食後も教室授業のグループと宝探しのアクティビティーをするグループに分かれて9時ころまで活動が続きました。

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まずは講師の先生方のお手本を拝見。ジェスチャーも豊かでちゃんとオチがついています。

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教室授業風景。グループ毎に自分たちのストーリー作りがいよいよ始まります。どんなスキットが出来上がるか楽しみです。

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 English Camp 第2隊 2日目

キャンプ2日目。
午前中。多少雨にも降られましたが、何とか全員でスケジュール通りスポーツを行うことができました。英語でのルール説明を意味のあるものにするため、なるべく皆になじみのないスポーツを選んであります。ネットボール、ラグビー、クリケットの3種類です。皆なかなかエキサイティングなプレイを見せてくれました。
冷えた体をお風呂で温めたあとは、お楽しみのバーベキュー。運動の後ということで、あっという間にたくさんのお肉と焼そばを平らげました。
その後はディベートの準備。まずはディベートの形式を理解して、それから各グループで決めたトピック(「海城は共学であるべき」等)への賛成意見、反対意見、両方の吟味をしていきます。頭に出てくる難しい日本語を、いかに平易な英語で表現できるのかがカギとなるようです。
夕食後の授業でも、明日の午前のディベート本番に向けての準備が続きます。本番の流れに沿ってのリハーサルを行うところまでが今晩の目標です!!(渡邊聡大)

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↑まずはルールを聞いてから!

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 English Camp 第2隊 初日

今年で3回目を迎えたEnglish Camp。
場所は東京からバスで約3時間、長野県は菅平高原。
ネイティブ教員1人あたり生徒7人という恵まれた環境の中で英語運用能力の向上をはかります。
中3と高1からなる第2隊は、英語でディベートをすることに主眼が置かれ、トッピックは「制服は廃止すべきか」「8時登校の是非」といった身近なものばかり。初日の今日はトッピックを選び、ブレインストーミングをしました。学年もクラスも違う生徒同士なので序盤は固さもありましたが、ネイティブの先生との夕食や、クイズ大会を通して少しずつあたたまってきたようです。
(本間匡倫)

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↑ バス内から英語です

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 理科 地学 夏季地学巡検旅行(富士山周辺地域)

 8月3日から5日にかけて,理科・地学では,地学部を中心とした富士山周辺で地学巡検旅行(2泊3日)を行いました.今回のテーマは,富士山を一周するようなコースで,火山地形,湧水,地質を中心に,文化や信仰なども意識した総合的なフィールドワークでした.1日目は富士山の西側で富士川の溶岩流から始まり,富士宮浅間神社と湧玉池,白糸の滝,本栖湖,鳴沢氷穴を巡りました.2日目は,自然の恵みと災いをテーマに,宝永の噴火口からスタートし,三島溶岩に流下した経路に沿って景ヶ島渓谷,鮎壺の滝,三島駅北口,楽寿園,柿田川湧水と見学しました.最終日は,御胎内,富士樹空の森,上柴怒田の火山灰層,猿橋溶岩流を見学しました.天気にも恵まれ,富士山の外周を巡りながら,素晴らしい景色と富士山を取り巻く様々な要素に触れることができ,たくさんの教科・科目に分けて学ぶ内容も,その総体として存在することが,富士山を一例に感じられたものでした.

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富士山の溶岩を追って,河原に露出する溶岩と河川礫の観察@富士川

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夏にしては珍しく雲がきれいに取れた富士山と宝永の噴火口をバックに記念写真@水ヶ塚駐車場

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 イギリス研修 最終日

 今日はいよいよ住み慣れた(?)モーバンを後にする日。
 早朝、バスが停車する駐車場では随所で別れを惜しむ光景が見られました。すっかり海城生になついていた各ホストファミリーの子どもたちは、わけの分からない別れに若干むくれ気味。孫同様にかわいがってくれていたグランドマザーたちは、おおむね顔をくしゃくしゃにして悲しみにくれているようでした。短期間に本当に愛されていたことが実感された朝です。
 モーバンを後にした私たちはロンドンに向かいましたが、途中、オックスフォード大学に立ち寄りました。モーバン〜オックスフォード間のバス車内には政治哲学科の一年生ニームが同乗し、大学生活の様子や入試の経験などを話してくれました。面接が5日にわたって行われ、「月とシェークスピア作品、人類がどちらかを失うとしたらどちらを選ぶか」といったユニークな質問に即興で答えなければならない等、日本のそれとは大きく異なるオックスフォード入試のリアルをかいまみることができました。
 大学ではもう一人、「ドラゴンが出てきたり、剣や弓矢を使ったバトルが出てくるから面白いじゃん」との理由から古代神話を研究しているジョーが加わりました。時おりフランクなジョークを交えながらの楽しい校内ツアー。もう一方の名門ケンブリッジ大学に対するライバル心やオックスフォードの学生が恒例としているイタズラの話、あるいはロンドンにいるガールフレンドの話から最近ジョギングしてて足を骨折した話まで、話題は多岐にわたり、生徒もオックスフォードの学生をとても身近に感じることができたようです。
 オックスフォードをあとにすると一路、空港のあるヒースローへ。出国のゲートで意外に厳重なチャックを受ける生徒などもいましたが、それも一つの経験。ちょっと楽しい思い出の一つになったのではないでしょうか。
 行き同様、長時間のフライトを経て羽田に到着すると、本当にたくさんの「リアルマザー」たちが待ちかねていてちょっと驚きましたが、そんなみなさんに無事、海城ボーイたちを送り届けることができて、私たちもほっと一息つくことができました。 

↓ホストファミリーの方がデザイン、何よりの思い出になるのでは。これ欲しいです。(H)
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 イギリス研修 12日目

 昨日の緊張から解放されて、今日はすっかりリラックスした中、バスでBATH観光に行ってきました。遠くインランドまで遠征してきたローマ人が、ここバースにローマの公衆浴場を再現した遺跡が残っています。今でも毎日100万リットルの温泉が湧き出ており、遺跡の近くには入浴施設もあるとのことです。遺跡中央にはわき水をたたえる当時の大浴場があるものの、その水面には黄緑色の不純物が漂っており、周囲には絶対水に触るな!と注意書きがありました。遺跡展示施設内には今も利用されている温泉の試飲ができる場所があり、健康に良いとのことですが、一口飲んでみたら生臭い鉄の味しかせず、水の名所モーバンの水に慣れた者としては、とても一口以上飲める代物ではありませんでした。日本人もどこかの時代で広大な領土を獲得していたら、とんでもない場所に箱根みたいな温泉街をつくっていたのでしょうか。バースの街には他にも近代建築の傑作と称されるロイヤルクレセント(三日月型の集合住宅)があり、生徒達はその建物の前にある広大な芝生の庭でのどかに昼食を取りました。

↓クレセントの前にて。
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 理科・地学部 第39回全国高等学校総合文化祭びわこ総文に出場

 7月28日(火)から8月1日(土)にかけて,文化部の全国規模の大会に当たる第39回全国高等学校総合文化祭(びわこ総文)が滋賀県で行われました.この総文祭は「高等学校教育の一環として,高等学校生徒に芸術文化活動の場を提供することにより,芸術文化活動への参加意欲を喚起し,創造的な人間育成を図るとともに,芸術文化活動を通じて,全国的,国際的規模での生徒相互の交流・親睦を図る」ことが趣旨です.
 地学部が東京都代表として出場したのは自然科学部門で,7月30日から8月1日にかけて東近江市と大津市で行われました.研究発表が主ですが,そのほかにも講演会,生徒企画の交流会,巡検研修会など,まさに全国レベルの生徒同士が交流する重要な場でもありました.残念ながら入賞はなりませんでしたが,この経験を学校にも持ち帰り,地学部やそれ以外のところにも還元してくれると嬉しく思います.

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大会会場にて記念写真(発表生徒2名,観覧生徒2名)

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開会式の様子

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 イギリス研修 11日目

 Brilliant boys.
 とにかくあらゆる賛辞が海城生(+教員)に雨あられと降り注いだ一日でした。
 それでも一日のスタートは全くブリリアントじゃないネクタイチェック&結び直しの悪戦苦闘から始まりました。今日はこれまでの学習成果を見せるハレの日ということで、みんなスーツ・ジャケットスタイルの盛装で登校しました。総決算としてのスピーチ発表day。午前中は暖かな日差しの中、それぞれ思い思いの場所で自主練を繰り返し、緊張感の中、決戦の午後に備えました。ネイティブの聴衆を前に5分間、何も見ずに英語でスピーチするのって、確かになかなかハードな試みではありますよね。
 2時を過ぎたくらいから続々と各生徒のホストファミリーが到着。平日であるにもかかわらずお父さんの訪問が多く、それぞれの家庭の「マイボーイ」(海城生)に対する期待と愛情の大きさが伝わってきます。2時半スピーチスタート。ユーモアで会場を笑いの渦に巻き込む生徒、大人も唸らせる知的な内容で絶賛される生徒や、打ち合わせ済みのコール&レスポンスに励まされる生徒。とにかく善意と愛情が服を着て歩いているといってもいいような聴衆しかそこにはいないので、上手くいけばもちろんのこと、そうでもない(?)発表であってもとにかく終われば盛大な拍手に包まれました。また、各自かならず発表の最後にホストファミリーへの感謝の言葉や思い出のエピソードなどを披露するので、ハートウオーミングな雰囲気は発表が進めば進むほど増していくような印象を持ちました。生徒にとって人生最上の体験の一つになることは間違いのないことでしょう。
 すべての発表がつつがなく終わったあとはホールに移動しての修了証授与式。壇上で感想を述べる各イングリッシュティーチャーたちのコメントはとにかく絶賛に次ぐ絶賛に終始し、彼らによれば今年の生徒これまでの海城生の中でもベストであったとのことです。ある先生にいたっては「オレの仕事なくなっちゃうからミスター本間はあんまりうまく教えないでくれよ」なんてコメントが出る始末。そのあと海城ティーチャー横倉のスリリングなスピーチがあり、プログラムは生徒の出し物に移りました。
 校歌をはじめとした歌の披露、笑いに満ちたコント、極上のエンターテイメントとして喝采をあびたヨーヨーダンス、漢字の語源をクイズ形式で解説する講義と演目は進み、最後は全員がはっぴをはおってのソーラン節の披露。これは最も時間をかけた出し物とあって会場は大盛り上がりとなりました。とにかく印象的だったのは本当に生徒たちがホストファミリーに愛されているということ。あるホストマザーからは「このままあのスイートなボーイをウチにキープできないもんかしら」と、なかなか不穏な発言も出たりなどしました。


スピーチ発表開始、みんな真剣に聞いてくれています。
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