2015年07月 アーカイブ

 イギリス研修 10日目

 いよいよ明日が発表だ!
 今日は本番さながらの、発表に次ぐ発表の授業。たまたま覗いてて面白かったのはクレス先生のクラスの活動。あえて数分に一度「○○知ってる〜!?」とか「○○好き〜!?」とかいった問いかけをし、クラスのみんなが「知ってる〜!」とか「好き〜!」とか答える演出(約束事?)がほどこされています(ま、要するに「さくら」ですな)。発表者のみならず、そのクラス全員で協力しながら発表の場の雰囲気を活性化しようとする演劇的な戦略が仕組まれています。
 あと、とにかく特徴的なのは、先生方やアシスタントの学生が生徒に対し、何かにつけてGood! Lovely! Excellent! Brilliant! とほめながら進めていること。ふだん家で、あるいは学校で、あまり誉められ慣れてないせいなのか、戸惑う生徒も多いのですが、一方で日本人の若者の自己評価が低いのはよく言われていること。私たちも彼らの自信を育むためにもっと努力しなければならないな、と改めて痛感させられました。
 いずれにせよ本番間近。トイレやお祭りの日英比較など、写真資料などを使ったり、和式トイレ「スクワットスタイル」を実際に見せたりなど、より分かりやすく楽しく興味をひく発表にしようと、海城生は今あの手この手で努力しています。

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 イギリス研修 9日目

 そろそろゴールが見えてきたイギリス研修9日目。今日はほぼ仕上がった原稿をもとにスピーチの訓練。まずは3〜4人程度の小グループに分かれ、その中で各人が原稿を少しずつ読み上げて相互批評しました。また、その小グループの中には必ず一人現地の学生が入っていて、感想やアドバイスをくれます。このホストファミリーの家族を中心に集められた学生たちが実に実にブリリアント! ややもすると自分の原稿の世界に引きこもりがちな海城生に積極的に声をかけ、困っているところや不安なところを聞き出してくれたり、自分の前で部分的に発表させて、グッド!と誉めて自信を持たせてくれたり、発音や立ち方(姿勢)まで見て細かくチェックしてくれたりします。人前で一人で立って発表し、さらにより良い印象を聴衆に与えるための、きわめて現実有用性の高い実践的なレッスンが行われつつあり、目の前で飛躍的に生徒が成長しつつあるのを感じます。


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 2015年度中1山の家第二隊、無事終了

 27日(3日目)。やはり今日も朝から晴天。昨日から疲労が残る体に鞭を打ってオリエンテーリング。汗だくになりながら各所を駆け巡り、もはやタイムレースのようなハイレベルな戦い。結果は、、、。
 

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 イギリス研修 8日目

 イギリス研修もいよいよ8日目。今日は今までで最も安定的に快晴だった日なのですが、午前も午後もガッツリ授業です。先生方の意向としては、できたらスピーチ原稿自体は今日で仕上げたいとのこと。まだ火曜なのに!?と思ってしまうのは日本人の(私の?)浅はかさ。「何を」と「いかに」の比重を私たちはつい8:2くらいの比、つまり内容こそ重要と考えてしまいがちですが、実はスピーチの成否は「いかに」による部分が大きい。原稿が仕上がり、内容(セリフ)を覚えた後からの工夫が実はとても重要ということなのでしょう。声の大きさ、発音、強弱、表情、視線、ジェスチャーなど、人前に立つ際、意識して学んでおくべき技術はなかなか多いみたいです。

↓数メートル離れた相手に大声でスピーチを読む練習
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 イギリス研修 6・7日目

 ホストファミリーとのホリデーが開けて7日目。昨日の様子を聞くと、近隣の街ウスターに出かけた生徒、ビリヤードやバーベキュー、映画やボーリング、スカッシュを楽しんだ生徒など、それぞれに充実した休日を過ごした様子。朝まず集まるとそれぞれの週末話に大いに花を咲かせている様子でした。今日は午後からモーバンのティーンたちと小グループを作って町内ツアーに出かけました。教室を離れた解放感からか、よりフランクな会話も生まれ、日英の若者たちの距離感もいっそう縮まった模様。私たちが目にしたものとして印象的だったのは、街の中心にある教会の墓所にひっそりとたたずむダーウィンの娘の墓。水と空気が澄んでいるここモーバンは古くから療養に適した地として知られ、多くの著名人が自らの、あるいは親族の病いを癒すために訪れたと言われています。墓に記されたダーウィンの娘の享年はわずか10歳。人類史上最も偉大な業績を残した科学者も、ここモーバンでは無力な一人の父親として深い悲しみにくれたのではないでしょうか。

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 2015年度中1山の家第二隊

 25日(1日目)。昨日までとは対照的に強い日差しが照り付ける中、澗満の滝から志賀名水公園を経て、汗で体中びしょ濡れになりながらホテルへ。入寮式、夜のミーティングにて、山の家の意義や翌日の登山に向けた意識の再確認。さて、翌日の天気、そして登山の結果は、、、。
 

 

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 イギリス研修 5日目

 This is not a question. You have no choice.
 「俺とくにジャージとか運動靴とか持ってきてないし、教員がケガするわけにもいかないから、サッカーやんなくてもいいんじゃないかな?」
なんて思っていた自分が甘かったです。今日の午後はスポーツデー。ホストファミリーのみなさんも観客として選手としてたくさん集まって下さり、たいへんな盛況となりました。当初、海城アダルツ二人はゲーム不参加の意向でしたが、私たちのそんな弱気な気持ちなどおかまいなく、強権派実行委員ヘザー先生のペースでそれぞれチームに割り振られ、初めてサッカーの聖地イングランドのピッチ上に立つこととあいなりました。今日の天候は絶好のスポーツ日和。5歳くらいのボーイから年季の入ったホストファザーまで幅広い年齢層のプレイヤーが一つのチームを作り、海城ボーイズとともに熱戦を繰り広げました。特にホストファーザーのみなさんの気合いの入り方はハンパなく、幼児がいようとおかまいなしにフィジカルにガンガン当たりにきたり、ドスンと大砲のようなロングシュートを放ったりして勝利への執念をむき出しにしていました。さすがサッカーの母国。ボールを目の前にしたらフットボールプレーヤーとしての血がたぎるのでしょう。これも一つの文化といえるのかもしれません。ともあれ好天のもと、のどかで楽しい昼下がりを過ごすことができました。

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 イギリス研修 4日目

 本日はあいにくの雨の中早起きしてロンドン観光。ビッグベン(英国国会議事堂)→バッキングガム宮殿→ピカデリーサーカス→大英博物館と見学しました。金曜ということもあって道路の混雑は殺人的。これならむしろ歩いた方が早い、ということで、ほとんどバスを利用せず移動しました。ちょうどビッグベンに到着したところで正午を迎え、雨の中13.5トンの巨大な金が12回鳴り響くのをすぐそばで聞きました。ここロンドンでは、20年以上ガイドを続けるスペシャリスト・稲垣女史に同行していただきました。きわめて博識かつエネルギッシュな方で、車窓に流れるあらゆる建物一つ一つについてガイドしていただきました。ロンドンにある博物館・美術館はほとんど無料ということには驚きました。英国民の姿勢の素晴らしさに驚くと同時に、今日のような悪天候の日には明らかに雨宿りに利用しているだけの人も散見され、混雑がそれによってさらに増幅されているような印象も持ちました。短時間での見学だったため、ロゼッタストーンやミイラなどの定番的なものしかまわれませんでしたが、人類史上きわめて重要なものを間近に見ることができて、とても充実した一日となりました。


ビッグベン
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大英博物館
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 2015年度中1山の家第一隊、無事終了

 23日(木)。オリエンテーリング。班ごとに地図とコンパスを頼りに、何の土地勘もない志賀高原各所に設置されたコントロールポイントを制限時間内に探します。大雨の中、ポイント点とタイム点の総計を競うシビアな戦い。さて、その結果は、、、。
 

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 イギリス研修 3日目

絶好調の海城イギリス研修3日目。今日の授業はもともと各先生に3名ついていたアシスタントのみなさんに加え、ホストファミリーやその友人たちを中心に集められた現地の若者たち二十数人を招いて行われました。研修終盤に待ち受ける「日英比較スピーチ」の原稿作りのため、モーバンの彼ら彼女らに取材します。形式としては海城生二人一組のブースに次々とみなさんが回ってきて一定の時間会話します。申し訳ないのはテーマが似るのか、同じような質問を何回も何回もいろんなブースできかれること。繰り返し繰り返し風呂に入るの?入らないの?的な問いに答え続けなればならないのは、けっこう苦痛だったと思うのですが、モーバンガールズ&ボーイズはいやな顔ひとつせず誠実に対応してくれていました。途中休憩時間には仲良くお菓子やジュースをいただきながら、よりフランクな会話を楽しみ、関係を深めていた模様。いや、深めることに成功していた人もいたというべきでしょうか。

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 イギリス研修 2日目

やや疲れの見えた昨夜のそれとはうって変わって今日の生徒の表情は朝からとても生気に満ちたものでした。
 今日からアラン先生・ヘザー先生・クレス先生によるエネルギッシュな英語の授業が始まりました。まずは自己紹介から始まったレッスン。教員控え室で各先生方からいただいた海城ボーイズの評価は絶賛の嵐です。
 午後から作曲家エルガーの生家とモーガンモーターズの工場を見学。ちなみエルガーは本校の卒業式でも必ず演奏される「威風堂々」でも超有名な音楽家です。作曲のときに用いる五線を一気に弾く熊手のようなペン先などが印象的でした。ただ、よりエキサイティングだったのはモーガンモーターズの工場。すべての行程を機械を用いず職人の手仕事で作り上げる独自の工法で有名なのがこのモーガンモーターズの車。驚きだったのは車体の重量を軽くするためシャーシーの多くの部分の素材に木材を用いていること。自動車の工場であるにもかかわらずトンカチの音が響き渡る工場には、熟練の職人たちの気概がみちみちていました。 
(引率教員Y)

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 2015中1山の家第一隊

 今年も始まりました、中1山の家。3泊4日の集団生活の中で、海城生が目指すべき「新しい紳士」への第一歩とするためのきわめて重要な行事です。
 21日(火)。1時間のハイキングを経て、お世話になる志賀ロイヤルホテルへ。今年より、4クラス合同で山頂にアタックするという試みに挑戦することに。全員登頂へ向け、緊張感を高める中で、否応なしに教員より厳しい叱咤が飛びます。さて、登山の結果は、、、。

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 イギリス研修 初日

イギリスが僕らにWelcome.
容易に微笑まず、何かと気むずかしくて有名なBritish Weather。
しかし今日のイギリスは僕らの到来を歓迎してくれているかのように晴れ渡っていた。
10時間を越える長旅の末、ようやくMalvernに到着、全員無事。
これまた明るいhost familyにあたたかく迎えられ、希望に満ちたスタートが切られた。
引率教員Y

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 1学期終業式

7月18日、1学期の終業式が行われました。
終業式終了後、1学期に優れた成果を収めた以下の生徒に対して、賞状が授与されました。

中学
○卓球部
 ☆新宿区中学校卓球選手権大会
  男子団体 準優勝
  男子シングルス 準優勝 
○柔道部
 ☆第54回東京都中学校総合体育大会柔道 第2ブロック予選大会
  男子団体の部 優勝
  男子個人戦50kg級 第3位 
  男子個人戦55kg級 第3位 
  男子個人戦60kg級 第3位 
  2部軽量級 優勝  
  2部重量級 優勝 
○将棋部
 ☆文部科学大臣杯第11回小・中学校将棋団体戦
  東京都予選中学校Aクラス
  優勝  海城中学校1
  第3位 海城中学校2
○サッカー部
 ☆新宿区総体兼選手権大会 優勝
○弓道部
 ☆第25回東京都中学校弓道個人選手権大会
  男子個人第3位
  男子個人第4位
○第26回伊藤園おーいお茶新俳句大賞
  中学生の部
  優秀賞 
  佳作特別賞 

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   (中学卓球部)
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  (おーいお茶新俳句大賞)

高校
○競技かるた部
 ☆第37回全国高等学校小倉百人一首かるた選手権大会
  東京都予選 第4位
○第26回伊藤園おーいお茶新俳句大賞
  中学生の部 (現高1 応募当時中3)
  佳作特別賞
  佳作特別賞 
  佳作特別賞 

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   (競技かるた部)

 競技かるた部活活動報告〜その20〜

 さる6/21(日)、晴海総合高校にて、高校選手権大会東京都代表最終予選が行われました。
 先日行われた一次予選により、この最終予選では、暁星高校、駒場高校、白鷗高校、そして海城高校の四校で戦う運びとなりました。

 くじ引きの結果、海城チームの初戦は、全国8連覇を賭けた最強の強豪、暁星高校。
 海城チームは、駒場、白鷗戦に備え、主力選手を温存する戦略を取りましたが、ここで本日一番の番狂わせが起こりました。
 なんと、海城の主将、高2山田(朋)が暁星の主将に運命戦までもつれ込んでの勝利、周囲を驚かせました。加えて、高2相川も一勝を挙げ、2ー3で敗れたものの、確かな手ごたえを感じる試合となりました。
 続く第2試合、白鷗戦では序盤では全員が相手を押している場面もあり、もしや、と期待が高まったのですが、最終的には残念ながら0ー5でのストレート負けを喫してしまいました。
 最終試合の駒場戦では、健闘の末2ー3であと一勝が勝ちきれず、海城は東京都四位という結果となりました。

 四位は悔しい結果ですが、現海城チームは高2以下で構成された若いチームです。
 夏で高3が引退する他チームと違い、このメンバー全員が来年の高校選手権予選まで残ることができますので、今度こそ念願の全国出場を果たすべく、決意を新たに切磋琢磨していきたいと思います。(この最終予選の様子は、日本テレビ「スッキリ‼」で放送されました。ご覧になった方もいらっしゃるでしょうか)

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 理科 中3 東京大学大学院 新新領域創成科学研究科見学

 7月 9日の自宅学習日を利用して、中3の希望者30名で東京大学大学院新領域創成科学研究科の見学会を行い、動物生殖システム分野の研究室を訪ねました。

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 理科・地学部 災害フィールドワーク〜江東区須崎神社・平久橋

 6月27日(土),地学部は災害フィールドワークとして,江東区にある須崎神社と平久橋を巡検しました.この洲崎神社一帯は,昔は海岸沿いに位置し,寛政3(1791)年に襲来した高潮によって,付近の家屋が流され,死者・行方不明者が多数出したことがありました.幕府は,この災害を重視し,洲崎神社一帯を空き地として住むことを禁じ,空地とした区画の東西・北端に波除碑を建てて目印としました.現在では,埋立地により海岸ではなくなり,付近の様子も変わってしまいましたが,古地図と現在の地図を片手に歩き回り,この土地の変化と昔の災害を想像することができました.
 ここのところ,火山や地震の活動も活発で色々な情報が飛び交う中,自然災害に対する1つの理解として,自分の足で歩き,地形や歴史を体感することができました.変わりゆく土地の変化をきちんととらえ,海岸でなくなったとしても正しくリスクを知っておくことが大切だと感じました.

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洲崎神社の前で地図を確認し,周辺の昔の地形と比較する生徒たち.

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