2014年08月 アーカイブ

 夏期講習 国語リレー講座 第5回

 夏期講習「国語リレー講座」。最終回の担当は濱詰知嘉教諭です。


20140829140339.jpg


 題目は「小説のリアリティについて考える。―夏目漱石を中心に―」。夏目漱石の「二百十日」を取り上げながら、小説のリアリティとはどのようなものであるのかについて考えていきました。


20140829130640.jpg


 講義を受けた生徒たちの感想を紹介します。


「講義の内容が、語り手という文章の裏に書かれている人物の話だったので、難しい一面もあったのだけれでも、筆者が文章にリアリティを出すために、そういった形式も工夫していることがわかりました。そして、それが現代にもつながっていることがわかったので、そういう点にも注意して小説を読みたいです。ありがとうございました」


「小説というと、現実では起こり得ないけれども想像は容易にできるという不思議な空間を楽しんだり、様々な出来事を通して成長する登場人物を読み込むものだという印象があった。しかし、上記の要素が含まれていないと思われるような小説にも会話を楽しむなどの楽しみ方があることがわかり、小説の楽しみ方の可能性が広がった気がした。今後は普段の授業で読まないような小説にも手をつけてみたいと思う」


201408291414%2038.jpg


 最後に本間純一教諭より全五回を総括する話がありました。


2014082942058.jpg


 参加した生徒たちは五日間意欲的に取り組んでくれました。今後もこのような講座を企画できればと考えています。


 夏期講習 国語リレー講座 第4回

 夏期講習「国語リレー講座」の四回目。担当は安達隆之教諭です。


20140828130213.jpg


 タイトルは「雪男から考える「国語」」。ヒマラヤ山中にひそむ謎の雪男を探索する人々の姿を描いた『雪男は向こうからやって来た』(角幡唯介 2011.8 集英社)を教材として取り上げ、このノンフィクション作品を手がかりに、「国語」とはどのような科目なのかについて考えていきました。


20140828131744.jpg


 講義を終えた生徒たちの感想を引用します。


「最初にこの講座の詳細説明を目にしたときは「雪男は向こうからやって来た」のストーリーと「国語」という教科に、どのような関係があるのか全くわからなかった。実際、この作品を読んでいる間も、そのようなことは考えず、ただただ没頭していた。ところがワークシートを用いて雪男のイメージをまとめ、気付かないうちに自分の中に新たな言葉が生成されていたのだとわかったときには、かつてない感動を覚えた。読書をする、というと単に知識を得る、教養を身に付けるなどの印象があったが、「言葉の世界の拡充」にもつながると知ることができたので、今後は本により親しみを持ち、一層楽しみながら授業を受けたいと思う」


201408283%200133.jpg


 次回は最終回。濱詰知嘉教諭が担当します。


 夏期講習 国語リレー講座 第3回

 夏期講習「国語リレー講座」第三回。担当は村上慎一教諭でした。


20140827132304.jpg


 題目は「『竹取物語』とは何か―物語の構造」です。


20140827130%2016.jpg


 講義では、教科書には必ず採りあげられており、知らない人はいないと思われる『竹取物語』も、授業で読むのはそのわずかな断片でしかないことを指摘した後で、『竹取物語』とはどのような物語であるのか、その一部を読んだだけでは分からないようなこの物語の魅力、物語の構造について解説していきました。


20140827132%2022.jpg

 
 講義を終えた生徒たちの感想を引用します。


「ただのおとぎ話としてしか読んでいなかった『竹取物語』も、視点を変えて読んでみれば、今の時代にもあるような理想と人間という大きなテーマで書かれたように見えてくる不思議。とても興味深かったです」


「竹取物語は日本最古の物語とも言われていながら、今なお読みつがれていることが少し不思議だった。だか実は複数の説話が入り乱れ、、大変昔の作品なのに作者の思想が描かれているということを知り、1000年前の人間と私たちにはあまり差異はないのではないかと思った」


20140827130409.jpg


 次回は安達隆之教諭が担当します。


 夏期講習 国語リレー講座 第2回

 国語科の教員がそれぞれ関心のあるテーマについてリレー方式で講義していく「国語リレー講座」。第二回は上野愛理教諭が担当しました。


2014026131%2043.jpg


 タイトルは「平安時代のラノベ(!?)を読もう」。『源氏物語』をはじめとする古典作品を当時のエンターテインメントと捉え、具体的には『堤中納言物語』の一編「虫めづる姫君」を取り上げながら、古典作品の魅力、古典作品の面白さについて、様々な観点から解説しました。


201408261406%2049.jpg


 講義を終えた生徒たちの感想を引用します。


「いままで思っていたよりも古文が身近に感じられました。古文にいろいろな解釈があることがよくわかりおもしろかったです。これからは古文のおもしろさを知るためにも助動詞などをもっと勉強しようと思いました」


「古文というのはお固くてしきいの高いものというイメージがあったが、中身は実はクスッと笑えたりする要素があるとしって驚いた」


20140826140605.jpg

 
 次回は村上慎一教諭が担当します。


 English Camp 2014

Kaijo English Camp for Junior 3 and Senior 1 students was held in Nagano last week.
As other teachers mentioned in the previous articles, the students taking part in this camp are required to speak English all the time. There were no native teachers on the bus, but we basically spoke in English on the way to Sugadaira, our destination.

続きを読む "English Camp 2014" »

 夏期講習 国語リレー講座 第1回

 国語科の教員がそれぞれ関心のあるテーマについてリレー方式で講義していく「国語リレー講座」。今年度は夏期集中講座として行っており、中学二年生から高校二年生の生徒が参加しています。


 第一回目の担当は横塚彩佳教諭。


2014082503.jpg


 題目は「死なずに死ぬ方法―大岡昇平『野火』を中心に―」。大岡昇平『野火』を読み進めながら、小説に書かれる「死」について考えていきました。


201408251.jpg


 講義を受けた生徒たちの感想を引用します。


「近代の小説でたびたび人の死という題材が扱われているのは、先人たちがいくら死について考えても死とはどういう物なのか、死後の世界はあるのかということの結論が出ず、また、これから先もでないであろう難題だからだ。自分も死んだらどうなるかとか、時々考えるが、結論は出ないから考えるのをやめてしまう。でも、そこを突きつめて考えて書かれた死を扱った小説からは、死についてのそれぞれの考えが読みとることができ、とても興味深いと思った」


「難しい文章を読んでそれを他の文章と関連付けて読み解いていくことは、複雑でなんか大学の授業ってこんな感じなのかなあと感じさせとてもおもしろかったです」


201408252.jpg


 次回は上野愛理教諭が担当します。


 理科 地学 福井巡検旅行(3日目)

 8月21日から23日にかけて、中1〜高2の有志23人が参加し福井県、岐阜県の巡検旅行を行いました。
 最終日の午前中は九頭竜湖の南にある面谷鉱山での鉱物採集、午後は岐阜県郡上八幡での湧水散策です。
 前日の大雨もあり、道が荒れているなか、なんとか面谷鉱山跡に到着しました。面谷鉱山は江戸時代に良質な銅の取れる鉱山として稼行されていました。藩営・官営と民営を繰り返しており、明治期以降の三菱が経営していた時代には、最盛期2000人以上が当地に住んでいたということです。この産地では蛍石や銅の二次鉱物が採集できます。生徒たちは暑い中、夢中に採集をしました。ほぼ全員が主な鉱物は採集できたようです。
%CC%B4%A4%CE%B2%CD%A4%B1%B6%B6%A3%B2.jpg
面谷鉱山に向かう途中でわたった箱ケ瀬橋。瀬戸大橋のプロトタイプとしてつくられた橋で、通称「夢の架け橋」とも呼ばれている


%B9%DB%BB%B3%B9%D6%B5%C1.jpg
鉱山を案内してくださった地元の文化財保護審議会長さんのお話を聞く


%CC%CC%C3%AB%B9%DB%CA%AA%BA%CE%BD%B8.jpg
鉱物採集の様子。この「ズリ」からさらに上流に少し歩くと精錬所跡が見える。今回は時間の都合上精錬所跡などを見ることができなかったが、機会があればぜひまた行ってみたい


 午後は岐阜県に移動して郡上八幡に行きました。ここの「宗祇水」を筆頭に湧水が散在しており、郡上八幡城下で湧水とともに発展した情緒ある町並みの中を散策しました。前日の越前大野との共通点・相違点を比較しながら、水を利用した生活や親水空間、地域研究の重要性を学びました。
%BD%A1%B5%C0%BF%E5.jpg
500年以上湧水がわき続けている郡上八幡のシンボル「宗祇水」。環境省選定の名水百選の第1号に指定された


%B5%C8%C5%C4%C0%EE%A3%B2.jpg
長良川の支流、吉田川。夏には鮎釣りや地元の子どもたちの水遊びの場となる


 今回の巡検では、福井県観光振興課の方に多大なご支援をいただき、また、多くの方からご講義、ご協力いただくことができましたおかげで、充実した3日間とすることができました。参加した生徒には、ぜひ、このような方々への感謝の気持ちを忘れずに、今回の経験を今後に生かしていってほしいと願います。

 理科 地学 福井巡検旅行(2日目)

 8月21日から23日にかけて、中1〜高2の有志23人が参加し福井県、岐阜県の巡検旅行を行いました。
 二日目の午前中は福井県大野市内の宿からバスで1時間ほどの所にある産地で化石採集を行いました。この産地には白亜紀前期の石徹白(いとしろ)亜層群伊月層という地層が露出しており、海水と真水が混じった汽水域に生息する生き物の化石が豊富に産出します。シジミなどの二枚貝、カワニナ、植物片など、全員合わせて100個以上の化石が採集でき、大満足の結果となったのではないでしょうか。中には魚の鱗と思われる化石を採った生徒もいました。
%B0%CB%B7%EE%A5%B7%A5%A7%A5%C3%A5%C9%A4%C7%A4%CE%BA%CE%BD%B8.jpg
化石採集の様子


%B0%CB%B7%EE%C6%F3%CB%E7%B3%AD.jpg
採取した二枚貝の化石


 午後は大野市の「本願清水イトヨの里」での講義と大野市内での湧水観察です。大野市は大野盆地に発展した豊富な湧水をたたえる城下町であり、水と共生する生活様式など特有の湧水文化を育んできました。「イトヨ」は縄張り防衛行動や生殖行動など、特徴的な行動習性がよく知られ、高校生物でも取り上げられるトゲウオ科の魚です。冷水生の魚で、夏季でも水温十数度を超えない環境が必須です。大野市では湧水のおかげで、イトヨが生息できる環境となっており、大野市のイトヨはイトヨ属の世界分布の南限でもあることから、学術上大変貴重なものとなっています。昭和40年代以降、大野市でも、イトヨが生息する水質等の湧水環境が保全できない状態が続いたそうですが、科学的な根拠に基づいた地域合意の形成、住民協働によって、それが復活してきているのが現在の状況だということです。湧水とイトヨに関する講義を受けた後、イトヨを実際に観察しました。

%A5%A4%A5%C8%A5%E8%A4%CE%CE%A4%B9%D6%B5%C1.jpg
本願清水イトヨの里で館長、副館長から講義をしていただく


%A5%A4%A5%C8%A5%E8%BF%E5%C1%E5%A3%B2.jpg
イトヨの里では地下のガラス窓からイトヨを実際に観察することができる


%A5%A4%A5%C8%A5%E8%C1%E3%BA%EE%A4%EA.jpg
イトヨには、海にすみ産卵時に川を上る遡河型と、一生を淡水で過ごす淡水型がおり、大野のイトヨは後者である。比較的短期間に多様化したイトヨは生物多様性研究のモデル生物であり、全ゲノムが解読されている


%A5%A4%A5%C8%A5%E8%A4%CE%CE%A4%A4%CE%B3%B0.jpg
イトヨの里の外には「本願清水」がある。碁盤の目状の城下町に張り巡らされた上水道の本源が、この本願清水だったとのこと。国の天然記念物に指定されている


 イトヨの里を出た後は、徒歩で大野市内の各所にある湧水地点を巡りました。心配された天気もなんとかもち、地域の生活に密着した水文化を垣間見ることができました。
%A4%AA%C0%B6%BF%E5.jpg
かつては城主の御用水として使われていた「御清水」。環境省選定の名水百選に選ばれている

 理科 地学 福井巡検旅行(1日目)

 8月21日から23日にかけて、中1〜高2の有志23人が参加し福井県、岐阜県の巡検旅行を行いました。
 一日目は福井県の恐竜博物館の見学と今年の7月19日にオープンしたばかりの野外恐竜博物館での化石採集体験をしました。これまでに国内で発見された恐竜化石は、その約80%が福井県勝山市にある手取層群(白亜紀前期)の地層から発掘されたものであり、また、福井ではフクイラプトル・フクイサウルス・フクイティタンという新種の恐竜化石も見つかっています。恐竜の卵殻、幼体の骨、足跡化石なども発見され、恐竜のくらしぶりが次第に明らかになるなど、日本の恐竜研究のまさに最前線といえる場所です。館内の常設展は40体以上の恐竜全身骨格、福井県で見つかった恐竜化石をはじめ、千数百点の標本、大型復元ジオラマなど、とても見ごたえのある見学でした。特に、ほとんどすべて実物の骨化石を使用しているカマラサウルスの全身骨格は、さすがに迫力がありました。
%CC%EE%B3%B0%B6%B2%CE%B5%C7%EE%CA%AA%B4%DB%B8%AB%B3%D8.jpg
福井県立恐竜博物館見学の様子


 常設展を見た後、博物館から出るバスで15分ほどの野外恐竜博物館へ向かいました。野外恐竜博物館のすぐそばの崖では今まさに重機を使った発掘調査が進められており、直近の調査で発見された巨大な恐竜の足跡化石や、発掘調査の様子についての展示を見ることができました。また、化石発掘を行っている現場の石から、ハンマーを用いて実際に化石を探す発掘体験を行いました。30分程度と短い時間ですが、植物化石などを採取することができ、一人1つまで持ち帰ることができます。中には、立派な貝化石や魚の鱗を採った生徒もいました。こうした化石は研究上貴重な試料なので博物館に寄贈するという形になります。1年後には、寄贈した生徒の名前が福井県立博物館に記されるかもしれないということで、楽しみですね。
%CC%EE%B3%B0%B6%B2%CE%B5%C7%EE%CA%AA%B4%DB%C2%AD%C0%D7%B2%BD%C0%D0.jpg
野外恐竜博物館で恐竜の足跡化石を見る


%CC%EE%B3%B0%B6%B2%CE%B5%C7%EE%CA%AA%B4%DB%C3%CF%C1%D8.jpg
今まさに第四次調査が行われている勝山市北谷の地層を見学する


%CC%EE%B3%B0%B6%B2%CE%B5%C7%EE%CA%AA%B4%DB%BD%B8%B9%E7.jpg
地層の前で集合写真


%CC%EE%B3%B0%B6%B2%CE%B5%C7%EE%CA%AA%B4%DB%C8%AF%B7%A1%C2%CE%B8%B3.jpg
野外恐竜博物館の化石発掘体験の様子


 野外博物館から再び恐竜博物館へ戻り、研究員の方から特別講義をしていただきました。講義後には、閉館時間まで多くの質問があり、生徒の関心の高さがうかがえました。
%B6%B2%CE%B5%C7%EE%CA%AA%B4%DB%B9%D6%B5%C1.jpg
ご講義の様子

 J2’s English camp final day

Today was the last day of the English Camp.
After breakfast, the students worked on origami. It was their turn to teach the teachers how to make origami. It must have been difficult but they tried very hard to explain it in English.


Spending three days with eleven native English teachers, the students seem to have less inhibition but more motivation towards English, not only learning but actually using it for communication. It was great to see our students enjoying having conversations with their teachers in English without hesitation. They even talked to me in English this morning!


The thing that made the strongest impression was probably the skits. Students showed their creativity and capability so much that they went much further than our expectations. They must have worked so hard to write and memorize their lines, some of which require some very difficult grammar and vocabulary for second graders.


To the students. We are so proud of you! We all hope you learned many things from this camp and keep motivated in class. We can’t wait to see you at school in September!
By Moe Shimizu


%A4%AA%A4%EA%A4%AC%A4%DF%B0%FA%A4%AD.jpg
%A4%AA%A4%EA%A4%AC%A4%DF%A5%A2%A5%C3%A5%D7.jpg
Origami

thank%20you%2C%20teachers.jpg
thanks%20teahers.jpg
Thank you, teachers!

 J2's English camp Day 2

We had a lot of things to do today. After breakfast, Groups 1 to 5 went outside and played sports, while the other five groups studied math and science in the classrooms. In the afternoon, we switched the groups. Groups 1 to 5 stayed inside, and Groups 6 to 10 went outside.


The sports groups enjoyed such relatively unfamiliar sports as rugby, cricket, and netball. Since the students didn’t know much about these sports, they listened very carefully to the teachers explaining the rules. The teachers enjoyed it, too.


The study groups learned the English terms used in math and science. Kaijo students are very quick at calculation, so they instantly knew the answers to the equations, but didn’t know how to say them in English. In science class, they learned about health. Unfortunately, a few students got sick and had to stay in bed yesterday.
Maybe that is why they seemed serious when they were learning about health. Kaijo students are kind enough to care about their friends. With the help of them, and with the great care of the teachers, the sick students were back to the classrooms in the afternoon.


We had a barbecue lunch today. They concentrated so much on the meat and vegetables they were going to eat that they didn’t see anything but their food. They put their teachers aside, leaving them alone during the bruising food battle. They were hungry enough not to care about their teachers.


After the final preparation for the presentation in the afternoon came their final dinner at this camp. After the dinner, the time came. They had been preparing for it since yesterday. The presentations were all great, but by a twist of fate, Group 10 got first prize. They must have been proud of their work.
We were happy to share this feeling of achievement with our students.
By Takayuki Murayama


%A5%AF%A5%EA%A5%B1%A5%C3%A5%C8.jpg
Cricket


%A5%E9%A5%B0%A5%D3%A1%BC.jpg
Rugby


%A5%CD%A5%C3%A5%C8%A5%DC%A1%BC%A5%EB.jpg
Netball


BBQ.jpg
BBQ

%A5%A2%A5%F3%A5%D1%A5%F3%A5%DE%A5%F3.jpg
Group 10's skit "Happy Birthday Anpanman!"


%C9%BD%BE%B4.jpg
Congratulations, Group 10!

 J2's English camp started today!

The goal of the camp is to improve their English skills in only three days, so they didn't relax on the way to the camp in Sugadaira in Nagano. Even in the bus, they were doing some activities to get ready for the camp.


Arriving here, the 102 split into 10 groups and introduced themselves to the other students of the group. After that,the native English teachers demonstrated a skit "The Giant Turnip" or "Okina Kabu." The students are supposed to make their own skit and perform it on stage on the 2nd day!


Even while they were having dinner, they spoke English because they shared the table with their teachers. After they finished dinner, they went back to work on their skit.


We told them to use English always. At the beginning they were a little confused, but now they are getting used to the situation. We hope they will try hard to express themselves in English tomorrow as well.  By Toshihiro Watanabe


%A5%A4%A5%F3%A5%C8%A5%ED.jpg
Introduction at the main hall


%C2%E7%A4%AD%A4%CA%A5%AB%A5%D6.jpg
Teachers' demonstration on stage


%A5%A8%A5%DE%C0%E8%C0%B8.jpg
In the classroom


%A5%C8%A5%EC%A5%B8%A5%E3%A1%BC.jpg
Group work

 地学部 北浅川巡検

 地学部は7月17日(日)、東京都八王子市の北浅川に化石採集巡検に行きました。ここでは東京の基盤となっているような地層(中生代白亜紀の小仏層群)の上に、およそ300万年前の地層(上総層群)が堆積しており、そのやわらかく新しい地層の中にはメタセコイアなどの植物片がたくさん埋まっています。メタセコイアの球果や琥珀も見つけることができます。さらに、北浅川では2001年にハチオウジゾウも発見されており、長鼻類の足跡化石も見られるなど、興味深い場所でした。われわれの住んでいる町のすぐ近くにもこのような場所があることはうれしいことです。
%CB%CC%C0%F5%C0%EE%BD%B8%B9%E7.jpg


続きを読む "地学部 北浅川巡検" »

 地学部 地学教育学会高校生ポスター発表参加、洞爺湖有珠山ジオパーク巡検

 地学部の高1生1名と、中3生2名は、8月9日に北海道酪農学園大学(江別市)で行われた地学教育学会の高校生ポスター発表に参加しました。また、10日・11日には洞爺湖有珠山ジオパークを訪れ、地球活動のダイナミズムを肌で感じることができました。いずれも刺激に満ちた有意義な時間となったことと思います。
%B3%DA%A4%CE%B3%D8%B1%E0%C2%E7%B3%D8%B5%AD%C7%B0%BC%CC%BF%BF.jpg
会場となった酪農学園大学の前


%BE%BC%CF%C2%BF%B7%BB%B3%BE%E5%A4%AB%A4%E9.jpg
ロープウェイの有珠山山頂駅から昭和新山を見下ろす。灰色のデーサイト質溶岩が高温酸化により赤茶けている。風化して表面がとれると、数十年後には今とは違う灰色の昭和新山になる。溶岩が露出していない部分も、地表面が地下のマグマに押し上げられ、「屋根山」をつくっている

続きを読む "地学部 地学教育学会高校生ポスター発表参加、洞爺湖有珠山ジオパーク巡検" »

 イギリス海外研修 14日目

7月21日の月曜日に始まった今年度のイギリス海外研修も、本日で最後になりました。
皆、様々な思いを抱えながら研修最終日を迎えたことと思います。

スピーチに関しては、皆、誠に驚くべき進歩を見せてくれました。
日本では「人前で話す」という訓練自体を(少なくとも私が把握している学校教育の枠組においては)そもそもあまり行わないため、外国語で、しかもジョークやジェスチャーを交えながら多くの人々の前で話をするということはチャレンジングだったことでしょう。しかしながら、30人全員がその壁を乗り越えようと毎日必死に課題に取り組み、熱心に授業を受けることができました。2週間という短い間ではあるものの、勇気を持って親元を離れ、異国の地で全力を尽くした生徒達に対して、大きな拍手を送りたいと思います。よく頑張りました!

引率教員2人にとっても、大変楽しい仕事でした。それはこの30人の誰一人が欠けても感じることのできなかった気持ちだと感じています。研修を成功裏に終わらせようと一人一人が努力してくれた結果、皆が清々しい心持ちで帰国することができました。君たちのおかげで、とても楽しみながら仕事をさせてもらうことができました。どうもありがとう。

野暮を承知で、英語の勉強について一つだけこの機会にアドバイスをするとしたら、私は、「英文法をしっかりと勉強しなさい」ということを伝えておきたいと思います。英会話の重要性だけが殊更に強調されやすい今日、会話と文法が対極にあるという誤った考えを持ってしまっている生徒がいないか、やや不安です。2つは決して対極にあるものではなく、その相互作用でどちらの力も伸びるものです。文字のない言語はあっても、文法のない言語は存在しない。言語学の基本です。実際のところ、文法無視で適当に言葉を並べるだけでは、生徒のスピーチも決して聞いていて心地よいものとはならなかったでしょうし、英国人も相手にしてくれなかったことでしょう。半月に及ぶ研修を終え、外国語を学ぶことへのモチベーションも最大限に高まっている今、生徒諸君にはこの研修を単なる良い思い出に留めることなく、学校生活や日常生活のあらゆるところに活かしてほしいと、心から願っています。そして、そうすることができる生徒達だと、強く信じています。

さて、最終日は、Oxfordに立ち寄り、最後の観光を楽しみました。
到着後、明日香さんの後に続き1時間程Oxfordの街並みや風情を楽しんだあと(Merton Collegeの外観も眺めることができました)、自由時間としました。自由時間の間には、ここOxford大学で教鞭をとっていたLewis Carrollの作品、「不思議の国のアリス」関連のグッズを売っているお店に立ち寄った生徒もいたようです。その後、Christ Church前に再集合(本当に長い列でしたが、団体は優先的に入れて頂けました)、ハリーポッターの撮影の舞台としても使われたというダイニングホールを見学、皆、ここぞとばかりに写真を撮っていました。

Oxfordを後にし、現地時間の夕方4時半頃にロンドン、ヒースロー空港に到着。Departureのところで明日香さんとはお別れです。彼女の助けがなければ、我々は異国の地のあらゆる場面で途方に暮れていたことでしょう。心よりお礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。チェックイン、出国審査も無事に(でもなかったけれど、とりあえず)済み、約11時間のフライトの後、羽田空港に到着しました。久しぶりの親御さんとの再会はどうだったでしょうか。

この2週間、大きな事故や怪我もなく、無事にこの研修を終えることができたのも、
保護者の皆様を始めとした多くの方々のご理解、ご協力があってのことだと強く感じています。国内外を問わず、我々に対して常に友好的な姿勢を示してくださった全ての方々に、この場をお借りして満腔の謝意を申し述べたいと思います。ありがとうございました。








2週間お世話になったホストファミリーとのお別れのときです。


ラドクリフ・カメラにて。


クライスト・チャーチにて。


クライスト・チャーチの階段を上がって行くと、、、
(この階段、あの人と初めて会うシーンですね!)


例の食堂です。


例の中庭です。


クライスト・チャーチの中庭にて。


ここも見覚えありませんか?


 浅虫臨海実習

 去る7月27〜30日、東北大学大学院生命科学研究科付属浅虫海洋生物学教育研究センターにて、臨海実習を行いました。
 本実習の目的は、腰を据えてじっくり陸奥湾潮間帯の生物の形態や胚発生を観察したり、簡単な実験発生学を学んだりすることで、今後の生物部での活動につなげること。さらに自然豊かな臨海実験所で日々研究を行っている先生方との交流を深めることにより、臨海実験所での研究の意義を理解するとともに、自らの進路について考えるきっかけとすることです。
 陸奥湾を臨む絶好の環境の下、中3〜高2の生物部員22名が、センターの協力をいただきながら、意欲的に実習に取り組みました。
 

(写真1)センター前の裸島と夕日

続きを読む "浅虫臨海実習" »

 イギリス海外研修 13日目

いよいよ、イギリス研修も残すところあと2日となりました。

今日は、世界遺産にもなっているBathにbusで向かいました。busの中にはBethも乗っています。(私もオヤジギャグが好きな歳になってきたのでしょうか…(笑))片道2時間位ですから、ロンドン旅行の時よりは自由時間も長くとることができます。言うまでもなく、(じゃあ言うな、って言わないで)Bathは、お風呂を意味する英語bathの語源になった都市であり(実のところ、温泉があったからBathと名付けられた説の方が有力らしいのですが、まあ、そこはいいでしょう)、イングランド有数の観光地です。日本人の方も数多く見かけました。作家Jane Austen(1775-1817)が住んでいた場所でもあり、英詩の父と称えられるGeoffrey Chaucer(c.1343-1400)の「カンタベリー物語」に出てくるThe Wife of Bath(バースのおかみ)は、ここの出身という設定ですので、文学好きにもたまらない場所なわけです。Beth先生もおっしゃっていたのですが、新しいものと古いものがうまく融合しているところだな、という印象を持ちました。特に医学部が名高いバース大学があるということもあり、若者にも人気の都市です。

到着後は、まず、ローマンバースミュージアムへ直行。日本語のオーディオガイドを片手に、各自で見学を行いました。今は、水(お湯?)に触ることはできませんが、Giles先生によると、1970年代位までは、水着姿で水に浸かっている人がいたとのこと。今では想像できませんが…。映画「テルマエロマエ」の影響もあってか、生徒は食い入るように展示物を見学していました。日本人にとっての銭湯と似たような役割も果たしていたようで、何となく親近感もわきますね。その後、John Wood(1704-54)という建築家の手によるサーカス、ロイヤルクレセントというユニークな建物を見学し、自由時間としました。お土産も、だいぶ買っていたようですが、果たしてスーツケースに入るのでしょうか…?

帰りのコーチの中では、再び3人の授業担当の先生方から心温まるメッセージを頂くことができました。明日香さんからも、大変に勇気付けられるメッセージを頂きました。Beth先生、Giles先生とは、今日でお別れです。本当にどうもありがとうございました。



ローマン・バース・ミュージアムにて。


まさにテルマエ・ロマエの世界です。


サーカス。




英国人の先生方から説明を頂きました。


ロイヤル・クレセント。


こちらでも、英国人の先生方から説明を頂きました。


ロイヤル・クレセントにて。


イングランドのカントリーサイドの素晴らしい景色も、明日で見納めです。


 イギリス海外研修 12日目

いよいよ、スピーチの本番の日を迎えました。
昨日は充分な睡眠をとれたのでしょう、朝会では、皆、概ねいい表情をしていました。
(明日はBath訪問、そして明後日には朝早くGreat Malvernを発ちますので、図書館での朝会は今日が最後ということになります。)

午前中は、本番に向けて椅子をセッティングし、来るべき午後のプレゼンテーションに向けて最後の練習をしました。各先生から、それぞれの生徒に対して最後のアドバイスが与えられます。午後からは、多くの方々が見にいらっしゃる予定ですから、聴衆を前にして話す最後の練習を一人ずつ行いました。先生方は3人とも、リラックスして本番に臨むことの大切さを最後に強調されていました。母語でも外国語でも、緊張の度合いが低ければ低いほど、いいパフォーマンスができるものですからね。なお、1時間目が終わった後には、研修の記念として、クラスごとの集合写真も撮りました。

ホールで昼食をとりながら、皆でフェアウェルパーティーの会場のセッティングや出し物の最終確認を行っていると、2時を過ぎた頃から、ホストファミリーが続々と来校なさいました。海城生は、スピーチを聴きに来てくれたホストファミリーをそれぞれの会場へと案内します。スピーチには、ホストファミリーを始め、様々な人に対する感謝の気持ちも込めたいところです。

本番は、2時半にスタート。皆、ジェスチャーやビジュアルエイドを極めて効果的に用いながら、非常に素晴らしいスピーチをすることができました。数日前にも紹介しました通り、テーマは多岐にわたっており、「日英のWriting Cultureの違い」、「風呂文化の日英比較」、「紋章についての考察」、「車と人々との関わり」、「比較文化論的視点から見たお笑い文化」など、極めて興味深い内容のスピーチの連続でした。スピーチの冒頭で、多くの生徒が効果的なジョークを入れていたのも印象的でした(センスオブユーモアは英国人が最も重んじる気質の一つと言われています)。2週間前にこの研修が始まった頃には自分のテーマすらも正確に発音出来なかった生徒が英国人を前にして堂々とスピーチをしている姿や、睡眠時間を削って練習を重ねた生徒が少したどたどしくても自信をもって英語を話している様子に、引率教員も込み上げてくるものがありました。実際に2週間を異国の土地で過ごし、異なる習慣や文化、考え方に触れる中で、生徒達は鋭くかつ的確な比較文化の視点を身に付けたように思います。これは日本に帰ってからも大切にしなければいけない視座であり、自分と異なる考え方の持ち主や、様々なバックグラウンドを抱えた多種多様な人々と関わる際に、常に心に留めておきたい事柄だと言えるでしょう。自分と異なるものを忌み嫌い、退けることは容易なことです。しかし、地理、歴史、文化、気質、あらゆる要因を常に考慮に入れながら人々と触れ合い、様々な考察を行うことで、そこには薄っぺらでない、真の意味での国際交流が生まれるに相違ありません。極めて高い教授レベルを維持しながら、生徒一人一人に対して辛抱強くかつ真摯に向き合って下さった3人の授業担当の先生には、感謝してもしきれません。本当にありがとうございました。

スピーチのあとは、Closing Ceremonyが行われました。
まずは、フェアウェルパーティーに先立ち、修了証書の授与が行われました。
3人の授業担当の先生方は、それぞれのスピーチの中で、海城生を教えることができて大変素晴らしい気持ちになれたし、楽しい時間を過ごすことができて嬉しかった、と述べられました。なお、この研修中特に進歩が著しかった、あるいは特に努力を惜しまなかった生徒に対して、各クラスから2名ずつ特別賞が授与されました。(もちろん、賞が仮に10個あるとしたら、10人全員に授与したいところだ、と3人ともおっしゃっていました。)生徒代表のスピーチも堂々たるもので、2週間このカレッジで学んだことが活かされているように感じました。

フェアウェルパーティーの出し物も、ホストファミリーの方々に大変喜んで頂けました。
ビートルズの歌では一緒に盛り上がってくださったり、折り紙のパフォーマンスでは一緒に折り紙を折って参加してくださったり、また、柔道の実演(趣向を変えてホールの真ん中で行いました)では、お子さんを始め、多くの方々が近くまでいらっしゃり、興味津々のご様子でした。全員での歌の合唱も、大好評でした。

今日は、スピーチを無事に終えることができた達成感と、フェアウェルパーティーを成功させることができた充実感を抱えながら、一人一人が心地よい眠りに落ちることでしょう。

明日のBathには、授業を担当してくださった3人の先生方も同行してくださいます。では。









クラスごとの写真。













スピーチの様子。




フェアウェル・パーティにて、サックス+ピアノ+ベース+ボーカルのバンド演奏。


折り紙披露。


先生方も挑戦中!


かさまわし。

 理科 地学野外実習 東北被災地への研修旅行(3日目)

 7月31日から8日2日にかけて,中3〜高2の希望者20名が参加し,気仙沼,南三陸,陸前高田を巡る東北・被災地での研修旅行を行いました.
 3日目(最終日)は,昨日の夕方から渡った気仙沼大島で被災地のイベントの手伝いをしました.気仙沼大島の小田の浜というところで,「はまべのちから2014」というイベントが行われ,海岸のゴミ拾い,受付,ビラ配り,ビーチサンダル飛ばしのスタッフとして,半日強,お手伝いさせていただきました.生徒にも言いましたが,お膳立てされての活動はボランティアではありません.語り部さんの話の中にも,自衛隊の方々が自分たちは缶詰を食べテントで寝ながら,暖かい炊き出しを被災者の方々にふるまったと聴きました.今回の研修旅行のほんの少しの恩返しであるとともに,今後,本当の意味でボランティアとして被災地や色々なところで活動してくれる生徒が出てきてくれればと思います.

20140731-0802touhoku3-1.JPG
小田の浜に到着し,本日のイベントと役割について,話を聴く生徒.

20140731-0802touhoku3-2.JPG
イベント開催時以外の時間は,海水浴場のゴミ拾いをしました.

続きを読む "理科 地学野外実習 東北被災地への研修旅行(3日目)" »

 理科 地学野外実習 東北被災地への研修旅行(2日目)

 7月31日から8日2日にかけて,中3〜高2の希望者20名が参加し,気仙沼,南三陸,陸前高田を巡る東北・被災地での研修旅行を行いました.
 2日目は,午前中に気仙沼,午後に陸前高田を巡りました.早朝6時から気仙沼の魚市場を見学,朝食後は,語り部さんに気仙沼市内(気仙沼内湾,鹿折地区,唐桑半島など)を案内してもらいました.午後は,陸前高田に移動し,陸前高田の語り部さんに,旧道の駅「高田松原」,有名な奇跡の一本松,阪神淡路大震災の兵庫県から届いた「希望の灯り」をはじめ,市内各所を案内してもらいました.この研修旅行でご案内いただいた語り部さんは,皆それぞれの悲しみと向き合いながら,震災体験を話しておられ,経験に基づいた説得力と熱心な語り口調に引き込まれました.生徒諸君は,この経験を自分の学校生活に活かし,また東北の復興にも関わって欲しいと思いました.


20140731-0802touhoku2-1.JPG
6時から全国でも有名な気仙沼の魚市場を見学.漁港の規模に驚きました.

20140731-0802touhoku2-2.JPG
魚市場では,気仙沼の漁業の話や震災時の話をしていただきました.

続きを読む "理科 地学野外実習 東北被災地への研修旅行(2日目)" »

 理科 地学野外実習 東北被災地への研修旅行(1日目)理科

 7月31日から8日2日にかけて,中3〜高2の希望者20名が参加し,気仙沼,南三陸,陸前高田を巡る東北・被災地での研修旅行を行いました.
 1日目は,南三陸を中心に学びました.早朝に東京駅を出発し,くりこま高原駅からバスに乗り継ぎ,まず南三陸さんさん商店街にやってきました.この復興商店街でそれぞれ昼食としましたが,少し地元の方々と交流できた生徒もいたみたいです.その後,南三陸の街をバスで巡りながら,語り部の方にバス車窓から,またバスを降りて実物を前にしながら解説をしてもらいました.この日は気仙沼に移動し,宿泊しました.

20140731-0802touhoku1.JPG
南三陸さんさん商店街前で記念写真.店が被災してしまい,こういう仮設の商店街でがんばってらっしゃる方もいらっしゃいます.

続きを読む "理科 地学野外実習 東北被災地への研修旅行(1日目)理科" »

 地学部 第38回 全国高等学校総合文化祭 いばらき総文2014に出場

 7月28日から30日にかけて,第38回全国高等学校総合文化祭 いばらき総文2014が行われ,自然科学部門はつくば国際会議場にて3日間の日程で行われました.メインは,全国の都道府県予選を突破した高校生による自然科学分野の研究発表ですが,それ以外にも,宇宙飛行士の古川聡さんの記念講演,生徒交流会,研究者との交流を行うサイエンスカフェ,天体観測会,各分野の巡検研修など,多岐にわたって刺激の多い3日間でした.こういう総文祭での経験が,とても貴重な人材の輩出につながるように感じました.
 地学部では,高校2年の西尾君が東京都代表として研究発表を,高校1年の2名が観覧者として参加しました.惜しくも入賞はなりませんでしたが,この3日間の刺激を,今後の研究につなげ,来年度,滋賀県で行われる「びわこ総文祭」への出場,入賞を目指して,地学部として頑張って欲しいものです.
 
*研究発表内容
◎研究発表【地学部門】C33 東京都 海城高等学校 高校地学部「エアロゾルが夜空の明るさに及ぼす影響」(2014.7.29 11:18〜11:34)
 
*参照ページ
いばらき総文2014自然科学部門:http://www.edu.pref.ibaraki.jp/soubun2014/nature.html
いばらき総文2014:http://www.edu.pref.ibaraki.jp/soubun2014/index.html


20140730soubunsai2014-1.JPG
つくば国際会場前で記念撮影.全国の高校生が集まってにぎわっていて,全国大会という独特の雰囲気を感じました.

続きを読む "地学部 第38回 全国高等学校総合文化祭 いばらき総文2014に出場" »

 イギリス海外研修 11日目

予約する時にbookと言えるようになり、tomatoの発音にも慣れ、"Do you need a lift?"という質問にもとっさに応えられるようになってきた今日この頃。しかし、あと3日もたてばGreat Malvernの街を発たなければなりません。お世話になったTourist Informationのスタッフの方(Bathの無料ガイドブックも頂きました!)にも、引率教員二人でお礼のご挨拶に伺いました。

さて、Great Malvernに来て初めての雨(shower)に見舞われた11日目の様子をご報告致します。いよいよ翌日がスピーチの本番、というところまで来ました。
午前中は、土曜日に訪れるBathについての文章を読み、世界遺産についての前提知識を得ました。やはり、事前にいろいろと学んだ上で見学した方が楽しいですからね。読むのに苦労している生徒も見受けられましたが、そういう様子を見ていると、「日本でしっかりと基礎的な力をつけておかないといけないなあ」と思います。今回は海城生のために特別に準備されたプログラムで学んでいるわけですが、海外の大学や大学院では、大抵の場合、リーディングやライティングの課題が容赦なく大量に出されるのが普通です。PhDレベルだと、当然のことながら、膨大な量の文献を読みこなした上で、文法に則った正確な文章を数百ページにわたってまとめなければいけません。英会話の重要性だけが強調されやすい昨今ですが、与えられた英文を正確に読みこなし、文法的に正しい文や論理的な文章を書けるようにしておくことは、これまでも、そしてこれからの時代においても、極めて重要なことなのです。とりわけインターネットの存在感がますます高まっている今、正確に文章を読む力を身につけておくことの意義は計り知れません。

午後は、3クラス合同で図書館に集合し、各クラス一人ずつの三人組になり、他のクラスの生徒に自分のスピーチを聴いてもらいながら発表の練習をしました。他のクラスの生徒に対してスピーチをすることで、明日の本番に向けたよい準備となったようでした。先生方からも、絶妙のタイミングで励ましの言葉やアドバイスが飛びます。「昨日よりずっといいよ!」「今の発音、カタカナ英語だったわよ!」「もう少し肩の力を抜いて、アイコンタクトを意識して!」スピーチ自体はもう出来上がっていますから、あとはそのスピーチをより魅力的なものにするために、各自工夫を加えながら練習に練習を重ねていました。生徒達の表情が、かなり自信に満ちたものになってきており、明日の本番が非常に楽しみです。

Heather先生とBeth先生のクラスのスピーチの発表は授業を受けた教室で、Giles先生のクラスは図書館で行われます。発表の順番は、各先生が決定します。(詳述は控えますが、ここも各先生の個性が現れ、面白いのです。)ホストファミリーも発表を聴きにいらっしゃる予定です。

では、次号をお楽しみに。








海城中学・高等学校 トップページへ 入試情報はこちら

アーカイブ

Loading...