12月22日(日)〜24(火),山梨県北杜市の清里高原で天体観望会が行いました.教室での授業や普段の生活では経験できない星空を眺め,宇宙への興味・関心を持ってもらおうと,去年に引き続き企画しました.
氷点下になる冬の清里高原でしたが,空は澄み渡っており美しい星空を見ることができ,数々の星座に加え,星団,星雲,月など,多くの天体を観望できました.また,ペンションには天文台もあり,望遠鏡を使って様々な天体を見ることもできました.今回の体験が学校での学習にも還元されると良いと思います.
なお,今回は,私の写真が中心になりましたが,参加した生徒はもっと質の高い写真を撮っています.年明けにでも生徒の撮影した写真を特集したいと思います.
では,良いお年をお迎えください.

行きの車窓から見た八ヶ岳.特急ではなく鈍行ですが,ゆったり夕時の車窓を楽しみました.これも安くあげることと同じくらい重要な理由です.(クリックで拡大)

清里駅での記念写真.駅を降りるとあたり一面は雪景色です.人も少ないからですが,静かでいいですね.東京を離れてゆったりとした時間を楽しみましょう.

ペンションに到着すると,すぐに澄んだ星空が出迎えてくれました.宵の明星をバックに天体観望会スタート.(クリックで拡大)
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11月30日(土),地学部は,午後から井の頭公園と善福寺公園を訪れ,湧水めぐりをしました.この2つの池は,いずれも50m等高線に沿って分布しており,武蔵野礫層の地下水が湧き出てできた湧水池です.湧水によって窪んだ地形ができ,そこから流れ出した川が台地を削り,谷地形になっています.このことは,実際に周辺を歩くことによって,坂道などとして感じることができます.この2つの池から流れた水は,いつも高田馬場で見る神田川へと流れ,普段の川の流れがどこから発生しているのか,知ることも出来たのではないでしょうか.また,現在,これらの湧水は地下水位の低下によって自然には湧き出さなくなってしまいました.今は井戸を掘って汲みあげて池を保っているので,湧水池というのは過去のものと言えるかもしれません.戦後の地下水の過剰利用が地下水位を低下させ,また道路の舗装などで浸みこむ雨の量が減ったことが要因だと考えられています.都内のあちこちで起きている湧水の消失という問題は,湧水が見えない地下水の状態を知るバロメータであることを教えてくれます.フィールドワークをしながら,そのスケール感,実際の様子を見て,人間と自然の関係を少し理解してくれればと思います.そして,自然の恩恵とも言える美しい紅葉も愛でることができました.良い一日になったでしょうか.

井の頭公園に到着.紅葉と池のコントラストは定番ですね.

昔,ここに湧いた湧水は,徳川家康が愛でたという歴史があり「お茶の水」と呼ばれ,この辺りは「井」の「頭」と言われるわけです.井の頭から流れる水は,善福寺池の湧水とも合流し,神田上水として江戸の人々の飲み水となった歴史があります.
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11月23日に跡見学園中学高等学校で行われた「第13回高校生プレゼンフェスタ」に、本校の高校2年生有志の6名が参加しました。
「高校生プレゼンフェスタ」では、初めて出会った高校生たちが即席でチームを組み、その場で与えられたテーマについて、リサーチワークやディスカッションの活動を通してグループ・プレゼンテーションを用意し、発表に挑戦します。発表は演劇的手法を用いるなど身体全体を使って行うことになります。今回は、男子校、女子校、共学、インターナショナルスクールを含めて様々な学校から48名の高校生が参加しました。


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中学3年生で修学旅行の振り返りとして行っている「コミュニケーション授業」。今回は多田淳之介さんに担当していただいているクラスの、3回目の授業の様子をお伝えします。

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中学3年生で修学旅行の振り返りとして行っている「コミュニケーション授業」。今回は多田淳之介さんに担当していただいているクラスの、2回目の後半の様子をお伝えします。

授業の後半では、修学旅行先で撮ってきた写真を使って、班ごとに演劇の作品を創っていきました。このクラスには、あらかじめ旅行の前に、班員全員で何かの場面を演じているような写真を撮ってくるという課題が出ていました。授業ではそうして京都や大阪などで撮ってきた写真の1分前から1分後までの物語を創ります。実際にその前後にあった出来事を再現するのではなくて、その写真から発想して自由に物語を創っていきます。


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