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 地学部 2012年度 日本水文科学会学術大会参加

 10月27日(土),地学部水文班の部員は,神奈川県小田原市入生田にある温泉地学研究所で行われた日本水文科学会学術大会で発表しました。
 この大会では,身近な「水環境」と「水文科学」という特別企画があり,身近な「水環境」について関心を持ち,様々な活動を行っているNPO,小中高生,市民の方々と広く交流する場があります。水質汚染・生態系・水利用といった「水環境」問題に取り組んでいる様々な個人・団体の活動を紹介し,「水文科学」が取り組んできた課題との接点,今後の関わり方などについて意見を交換し,身近な地域の「水環境」の保全に対して「水文科学」が果たす役割についての理解を深めるというのが企画の趣旨のようです。
 地学部では,普段の行っているおとめ山公園の研究を発表しました。今回は,近くの井戸で測定した地下水位と湧水の関係について,以前よりも進めてきた観測結果を発表しました。専門知識を持つ先生方や同じ分野を研究している仲間と交流することができ,今後へのアドバイスや励ましも多く受けることが出来ました。まさに大学レベル,場合によっては4年生か大学院生レベルの経験ができたと思います。是非,将来に行けして欲しいと思います。
                               地学部顧問

地学教育学会ジュニアセッション発表内容
「新宿区おとめ山公園の湧水と周辺地下水との関係」
○瀧下恒星・片山健太郎・小野寺祐樹・清水彬光・鈴木智仁

日本水文科学会
http://www.suimon.sakura.ne.jp/
神奈川県温泉地学研究所
http://www.onken.odawara.kanagawa.jp/

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3時間目まで授業を受け,午後からのポスター発表に間に合うように小田原まで新幹線で移動しました。昼ご飯と打合せは車内で行いました。

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学会の会場となった温泉地学研究所の玄関での記念写真

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ポスターセッション開始。専門家との議論が始まります。後ほど,とても良く頑張っていてレベルも高いとお褒めの言葉を何人からかいただきました。実は,写真に写っているのは私の学部・修士時代の指導教官です。自分の教え子たちと指導教官が議論をしていて不思議な感覚でした。

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ポスター前で一緒に参加した千葉県立船橋芝山高校のアースサイエンス部の部員とお互いの研究発表を聞き合う生徒たち。同じような仲間との交流もとても大切なことです。

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総会に先立って行われた表彰式では,去年度に引き続き,発表賞をいただきました。ポスターを見ていただき,有益な議論をしていただいた学会員の皆様に感謝いたします。

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発表したポスターの前で記念写真。来年の全国レベルのJpGUに向けて収穫があったでしょうか。上位入賞を目指しましょう。お疲れさまでした。

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今回作成したポスター。なかなかの力作です。クリックで大きくなります。

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