校長のメッセージ

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和田 征士

平成16年12月13日

《 開始時間遅延 高確率の期末考査 》

 12月8日から11日まで期末考査が実施されました。その間、電車の遅れで期末考査の開始時間を遅らせて始める事態が発生しました。8日の初日は、東京メトロ半蔵門線、考査2日目の9日は東京メトロ有楽町線、考査4日目・最終日はJR常磐線に事故が発生しました。4日間中、3日間考査開始が遅れました。いずれも人身事故と聞いています。

 通勤・通学時間帯に事故の影響が及びました。このため、試験の開始時間を遅らせる措置を取らざるを得ませんでした。確率は3/4と言うことになります。

 いずれも30分遅らせで始められたことは、この程度で良かったと考えるべきかなとも思いました。

 仮に電車遅延の影響で、一人でも試験が完全に受けられなかったとすれば、再試験等を準備しなければならず、遅れた本人への影響が大きいですし、再試験の問題を改めて準備する教科の先生も大きな負担を負うことになります。

事故のあった3路線を利用している本校生は、東京メトロ半蔵門線0.2%、東京メトロ有楽町線1.8%、JR常磐線各駅停車2.9%になります。ちなみに山手線利用者88%、中央線快速9.4%、総武・中央各駅停車11.5%、常磐線快速6.1%、埼京線13.6%、京浜東北線6.1%、西武新宿線6.5%、西武池袋線5.5%、等が利用者が多い路線です。

また、利用している路線数は、今年度80路線になっております。

 期末考査最終日の土曜日は、テスト終了後、校内で保護者に参加していただく行事も予定されていたため、連絡が出来ずにお待ちいただくというハプニングも起こりました。また、中学のスキー教室参加者説明会その他、開始時間が混乱した場面もありました。

 考査開始が遅れた3日間の中で、試験が4限まであった学年の試験終了時間は13時25分になってしましました。

 入試の時の電車事故は?

仮に入学試験で電車事故が起こって場合の措置は、電車事故に限らずその他の原因による公的な原因で起こった場合は、それが極めて大規模な場合は、試験全体の開始時間を遅らせる場合もありますが、それは極めて希と考えています。通常の電車事故の場合は、予定通り試験を始めます。それに遅れるような場合でも、電話はせずに、とにかく学校(試験会場)に来て下さい。試験は実施します。過去に大雪のため山手線が不通になったことがあります。その時は、到着した人から順に試験を行い、最大数時間遅れて受験した人がいた例があります。結果として、その時は受験予定者全員が受けていただきました。

 従って入学試験等には、トラブルがあっても、試験開始時間に遅れないよう余裕を持って行動していただくことが肝要です。