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 高1山の家(1日目)

 10月28日(火),高校1年生の山の家が始まりました.1日目は,日本列島の自然の特質である恵みと災いの両面性をテーマに,具体的事例となるフィールドワークを通して学んでもらいました.
 具体的には災いの例として,約1万1千年前に富士山から噴出した三島溶岩を追って,三島市内(楽寿園)と景ヶ島渓谷の2カ所で溶岩の露頭を見学しました.その分布が富士山から三島市へと連続していることや溶岩の形状から粘り気の小さい溶岩流であったことなどを実際の現場から理解してもらいました.20kmも流れ下った噴出当時は大変な状況であったことも想像できたのではないでしょうか.
 一方,恵みの例としては,その三島溶岩の割れ目などを通過した地下水が湧出する柿田川公園や楽寿園を訪れました.その地下水が水資源となり,親水空間を作ったりしていることを見学してもらいました.さらに,現在の地下水の問題にも触れ,恵みである水資源と人間がどう関わっているのかという事例から,自然と人間の関係も考えてもらいました.今日は晴天にも恵まれ,要所で美しい富士山の姿も見られました.明日は,コース別の自然体験プログラムです.ゆっくり休んでください.

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↓詳しい内容は,以下をご覧ください↓ 
 

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景ヶ島渓谷の三島溶岩.ここの三島溶岩は柱状節理を成しており,見ごたえがあります(クリックで拡大).

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柱状節理の説明をする生徒.今回は,事前に勉強してもらった山の家委員および協力者に事前に勉強してもらいガイドをしてもらいました.

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こちらは楽寿園で三島溶岩の説明をしています.生徒同士だと教員よりも聴いてくれるような…

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写真の縄のような模様は,玄武岩質の溶岩に特徴的に見られます(縄状溶岩と言います).この観察から三島市に位置する楽寿園まで,粘性の小さい玄武岩質マグマが流れてきた事がわかります(クリックで拡大).

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楽寿園内にある小浜池では,富士山で浸みこんだ地下水が三島溶岩を通り,湧き出しています.しかし,昭和30年代から人間活動の影響で,地下水の少なくなる冬に枯れてしまうようになりました(クリックで拡大).

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清流・柿田川でその流れを観察するとともに班毎に簡単な水質を測ってもらいました.ここも生徒が中心になって説明をしてくれました.ガイド役の生徒の力量に頼もしさを感じました.

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清流をバックに記念写真.美しい自然は多くの人の心を動かします.

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透き通った清流・柿田川を写真ですがご覧ください(クリックで拡大).

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柿田川公園の集合場所で教員も一息.教員ですよね?湧水コーヒーも自然の恵みです.

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帰りのバスの車窓から撮った西湖と富士山.天候に恵まれて,朝と夕方には雲が切れて富士山が雄大な姿を見せてくれました(クリックで拡大).

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ホテルの夕食はビュッフェ形式.種類もおいしく,ほうとうなどの地元料理もあり大満足.しっかり食べて休みましょう.

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こちらは夕食時の飲料水なのですが,これも自然の恵みである富士山麓の水でした.みんな良く飲んでいましたが,こんなところでも恵みを感じて欲しいですね.

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