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 イギリス海外研修 11日目

予約する時にbookと言えるようになり、tomatoの発音にも慣れ、"Do you need a lift?"という質問にもとっさに応えられるようになってきた今日この頃。しかし、あと3日もたてばGreat Malvernの街を発たなければなりません。お世話になったTourist Informationのスタッフの方(Bathの無料ガイドブックも頂きました!)にも、引率教員二人でお礼のご挨拶に伺いました。

さて、Great Malvernに来て初めての雨(shower)に見舞われた11日目の様子をご報告致します。いよいよ翌日がスピーチの本番、というところまで来ました。
午前中は、土曜日に訪れるBathについての文章を読み、世界遺産についての前提知識を得ました。やはり、事前にいろいろと学んだ上で見学した方が楽しいですからね。読むのに苦労している生徒も見受けられましたが、そういう様子を見ていると、「日本でしっかりと基礎的な力をつけておかないといけないなあ」と思います。今回は海城生のために特別に準備されたプログラムで学んでいるわけですが、海外の大学や大学院では、大抵の場合、リーディングやライティングの課題が容赦なく大量に出されるのが普通です。PhDレベルだと、当然のことながら、膨大な量の文献を読みこなした上で、文法に則った正確な文章を数百ページにわたってまとめなければいけません。英会話の重要性だけが強調されやすい昨今ですが、与えられた英文を正確に読みこなし、文法的に正しい文や論理的な文章を書けるようにしておくことは、これまでも、そしてこれからの時代においても、極めて重要なことなのです。とりわけインターネットの存在感がますます高まっている今、正確に文章を読む力を身につけておくことの意義は計り知れません。

午後は、3クラス合同で図書館に集合し、各クラス一人ずつの三人組になり、他のクラスの生徒に自分のスピーチを聴いてもらいながら発表の練習をしました。他のクラスの生徒に対してスピーチをすることで、明日の本番に向けたよい準備となったようでした。先生方からも、絶妙のタイミングで励ましの言葉やアドバイスが飛びます。「昨日よりずっといいよ!」「今の発音、カタカナ英語だったわよ!」「もう少し肩の力を抜いて、アイコンタクトを意識して!」スピーチ自体はもう出来上がっていますから、あとはそのスピーチをより魅力的なものにするために、各自工夫を加えながら練習に練習を重ねていました。生徒達の表情が、かなり自信に満ちたものになってきており、明日の本番が非常に楽しみです。

Heather先生とBeth先生のクラスのスピーチの発表は授業を受けた教室で、Giles先生のクラスは図書館で行われます。発表の順番は、各先生が決定します。(詳述は控えますが、ここも各先生の個性が現れ、面白いのです。)ホストファミリーも発表を聴きにいらっしゃる予定です。

では、次号をお楽しみに。








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