2014年07月30日 アーカイブ

 イギリス海外研修 9日目

これまでGreat Malvernで雨の日はなかったのですが、週末の天気が怪しくなってきました。
気温も先週に比べるとやや低くなっているので(週末の予想最高気温は18~19度)、体調管理に気を付けなければいけないタイミングです。

さて、今日も丸一日みっちりとレッスンを受けました。
生徒一人一人にはスピーチの下書きをするためのノートが与えられているのですが、何人かのノートを見せてもらうと、授業担当の先生の添削のあとがところどころに(人によってはびっしりと)書かれています。
belongは進行形にしない、といった文法・語法の観点や、離れているものを指し示す時にはthisを使わない、といったスタイリスティックな側面からのアドバイスに加えて、一つの文の中でどの語を強調するべきか、あるいはスピーチの中のどこで、どのようにジョークを挟むべきか、などのようなプレゼンの技術に関する具体的な助言ももらうことができていました。

午後は、建物の外へ。生徒は、ペアもしくは3人組を作り、お互いのスピーチを聴いてコメントをするように求められました。多くの生徒が、本番を意識し、大きなジェスチャーを交えながら立って練習を行っていました。中には、先生に個別に呼ばれて、先生の前でスピーチの練習をし、発音やプレゼンスキルについてのアドバイスを受けている生徒もいました。

授業が4時に終了したあとは、ホールでフェアウェルパーティーの出し物(今日は歌が中心でしたが)の練習を行いました。ついこの前到着したような気がしますが、今週金曜日には、もう、スピーチの本番、そしてパーティーが行われることになります。練習では、全体として、声がよく出ており、本番での現地の方々の反応が大いに楽しみです。それにしても、大きなホールで歌うのは気持ちいいですね!

引率教員2人は、放課後、Giles先生に誘われて、Waitrose内のカフェでイングリッシュ・ティー(Duchy Tea)を頂きました。1時間程の会話の中では、当然海城生のことも話題に上がりましたが、「皆、本当に素晴らしい生徒で、教えていて楽しい。」というお言葉を頂戴しました。Giles先生からは、先生が今お住まいになっているWales第二の都市であるSwanseaのことや、英国内の秘境の地、更にはスコットランドの方言や英国と英国連邦の国々の関係、などについていろいろと教えて頂きました。

Malvernは決して大都市ではありませんが、いろいろな国々から来た人が働いており、英語が1回では聞き取れないこともたまにあります。引率教員が今まで話した中では、スリランカ、インド、イタリアなどの出身者がいました。多少の訛りがあっても、皆さん、堂々と英語を話されているのがとても印象的です。

それでは、また。








気持ちいい日差しの中、スピーチの練習をしました。


パーティー会場のホール。歌声が美しく響きます。


久々の歌の練習。

 イギリス海外研修 8日目

今日は、ちょっとしたsurpriseがありました。
日曜日に誕生日を迎えたある海城生のために、Heather先生が大きなケーキを準備してくださったのです!
他のクラスで授業を受けていた海城生や現地の学生たちも、一旦授業をストップし、バースデーボーイが授業を受けている教室に入って行き、皆で誕生日を祝いました。
こんなlovelyな誕生日も、そうそうあることではないでしょう。Happy birthday!
イギリスでは、自分の誕生日に、職場に大きなケーキを持ち込んで、皆で食べる習慣もある、と明日香さんから伺いました。生徒たちはケーキからパワーをもらい、その後も集中して授業を受けることができていました。

さて、授業はいよいよ後半戦に突入です。ウォームアップとして週末にホストファミリーとどこに行き、何をしたかを皆の前で発表した後、スピーチの構成の仕方についての説明がありました。今日も午前中は各クラスに3人ずつの英国人の学生が来てくれ、語彙面や文法面で海城生の大きな助けとなってくれました。今日の段階で、スピーチの草稿をほぼ書き終えている生徒もいましたが、そのような生徒は、よりよいスピーチをするための具体的な方策(視覚効果やジェスチャーのタイミング)を考えていました。本番では、原則として何も見ずに発表を行うことになりますから、原稿を書いただけで満足していてはいけないのです。

午後は、先週の木曜日に引き続き、英国人学生との交流会が行われました。交流会の前半は、天気が良かったので、皆で外に出て、芝生の上で英国人学生に質問をしたり、日英の様々な違いについて語り合ったりしました。中には、授業担当の先生とマンツーマンでミニレッスンを受けている大変ラッキーな生徒もいました。

交流会の後半戦は、英国人と海城生混合で4〜5人のグループになり、Great Malvernの中心部まで歩き、英国人の学生に街をいろいろと案内してもらいました。この散策は、これまでこの街の中心部をじっくりと見る機会がなかった生徒たちにとって、自分達が学んでいる街について知ることができるまたとない機会となったようです。エルガーの銅像スポットに連れて行ってもらったり、郵便局の中を見せてもらったり、Waitroseという高級スーパーに案内してもらいお寿司を買ったり(そろそろ日本食が恋しくなってくるタイミングでしょうか)…と、皆思い思いの時間を過ごしました。

引率教員は、海城生がカレッジを去った後、今回海城生のホームステイを受け入れてくださっているご家庭のうち、二軒のお宅へ表敬訪問をしました。(ちなみにそのうちの一軒は、16世紀に建てられたお家だそうですから、シェイクスピア(1564-1616)が存命していた頃の建築物ということです。ただただ、驚くしかありません。)二軒のお宅では、ホストファミリーにショートインタビューを行いました。どちらのご家庭でも、海城生を受け入れることができて大変嬉しい、というお言葉を頂戴しました。異国の地から来た生徒をこんなに温かく迎えてくださり、本当に有り難い限りです。

最後に、Yes,Noの使い方について触れておきたいと思います。"You like cheese, don't you?"と尋ねられた時、チーズが好きならイエス、嫌いならノーと言う、これはまあ、簡単ですよね。ところが、"You don't like cheese, don't you?"に対してはどう応えるか、これがとっさには難しい。答えは好きならイエス、嫌いならノー、なのですが、先程の表敬訪問をしたファミリー宅のインタビューの中でも、このやりとりが誤解を生みそうだった、というコメントを、一人のホストファザーから頂きました。生徒達が全員集まるタイミングで尋ねてみると、これは大部分の生徒が今回直面している問題のようで、まあ、慣れるしかないのでしょうが、日本語の「はい、いいえ」を余り意識せずに、相手の言っていることが正しければ、"You're right." とか、"Correct."などのように応答すると、コミュニケーションが阻害されずに済むことになります。(このことは生徒にも既に伝えました。)

生徒達には、英語が日常的に話されている環境で過ごす一つ一つの瞬間を大切にしながら、残りのホームステイを存分に楽しんでほしいと思います。





Happy Birthday!!












イギリス人学生との交流会








イギリス人学生と一緒にショッピング


ホームステイ先の表敬訪問


16世紀に建てられた家を、直しながらお住まいになってるそうです。

 中1 山の家 第2隊

山の家第2隊が、7月23日(水)から26日(土)まで行なわれました。

第1隊に続き一時的な雨はありましたが、比較的天候は良く、全員が山頂までたどり着き、怪我もなく無事に下山することができました。

山頂での自信と喜びに満ちあふれた生徒の様子は今でも忘れられません。

また、オリエンテーリングでは各班長を中心に、地図を片手に周囲を気にしながら必死に取り組む姿が印象的でした。

この第2隊で「山の家」は終了しましたが、この経験を生かして、
2学期でも、学年目標である「話し合う・聴き合う・支え合う」を掲げて取り組んでほしいと思います。

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(中1 担任)

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