5月25日、生物部の中学生4名で駿河台大学飯能キャンパスで開催された第37回日本土壌動物学会大会でポスター発表をしてきました。昨年、彼らは土壌動物班を立ち上げ、ツルグレン装置などを用いて土壌動物の研究をしてきました。中学生の彼らにとっては初めてのPowerpointを用いてのポスター作りであり、様々な苦労がありました。また、中間考査後すぐの発表であったこともあり、準備はギリギリでしたが、なんとかポスターを完成して発表することができました。
発表のタイトルは「管理方法が異なる雑木林における土壌動物相」。この研究は生物部が里山ボランティアを行っている北野の谷戸をフィールドにしたものです。ボランティア作業を行いながら見つけた研究テーマです。
今回の発表で、研究者の方々から多くのアドバイスをいただきました。調査方法の改良すべき点も見つかりました。これからさらに研究を深めてもらいたいです。
(生物部顧問)

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報告が遅くなりましたが、4月29日、埼玉県立飯能高校で開催されたアライグマの生息数調査の研修に生物部で参加してきました。埼玉県の高校を中心に10校程の教員や生徒が集まり、アライグマの生態や社寺の柱についた爪痕による生息の確認方法を学びました。アライグマは特定外来生物に指定されており、各地で増えて農作物や建物に被害を与えており、各地でどれくらいの数が生息しているのかが注目されています。今回の研修に参加した高校がそれぞれの地域でアライグマの生息調査をし、データを集めて埼玉県を中心としたアライグマの生息状況を明らかにしていく予定です。
他校と連携した調査となります。それぞれがデータを持ち寄り議論をします。とても学びの多い調査になっていきそうです。
早速ゴールデンウィークの休みを利用して、家の近くの社寺のアライグマの爪痕調査をしている生徒もいました。爪痕を調査するだけでなく、寺社の方々への聞き取り調査もあります。社会のレポートの取材で学んだことも生かしながら調査をしてほしいです。
(生物部顧問)

研修では近くのお寺に行き、柱に残るアライグマの爪痕の調査を行いました。

アライグマの爪痕。5本の爪痕が特徴です。
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