<< 高校イギリス研修 13日目、14日目、そして帰国国語リレー講座 1学期のまとめ >>

 地学部 城ケ島巡検

 8月9日、地学部は神奈川県三浦市の城ケ島に巡検に行きました。島は海食台でできており、大変きれいな地層が露出しています。断層や褶曲のほか様々な地質構造が見られ「日本の地質百選」にも選ばれている場所です。猛暑日で過酷な環境ではありましたが、風光明媚な城ケ島の成り立ちや地史に思いをはせながら、汗を滴らせて地層の走向と傾斜を測ってきました。
%C7%CF%A4%CE%C7%D8%C6%B6%CC%E7.jpg
海食洞門である「馬の背洞門」の前で集合写真。大正関東地震で土地が隆起する前は、小舟が通過できたそうです

%A5%B3%A5%F3%A5%DC%A5%EA%A5%E5%A1%BC%A5%C8%A5%E9%A5%DF%A5%CA.jpg
亀の子島のコンボリュートラミナ。未固結の堆積物から急激に脱水が起こったことを示しており、脱水が上方へ起こることから、地層の上下判定に使うことができます。この地層は上下が逆転しています


%A5%A6%A5%DF%A5%A6%A4%CE%B3%B3.jpg
赤羽根海岸。ウミウの生息地として有名です。関東ローム層が露出しています


%CC%FD%C4%DBvs%BD%E9%C0%BC.jpg
こちらの断層では、油壺層と初声層が接しています


%C3%C7%C1%D8.jpg
このように、城ケ島ではいくつもの小断層を観察できます


%C1%F6%B8%FE%A1%A6%B7%B9%BC%D0.jpg
クリノメーターを使ってたくさんの走向・傾斜をはかりました


%B2%D0%B1%EA%B9%BD%C2%A4.jpg
白い凝灰岩層に見られる火炎構造。炎がゆらめいているような断面をしています。未固結の堆積物の上に砂層が堆積し、その荷重で砂が下に沈み込んでできたものです

海城中学・高等学校 トップページへ 入試情報はこちら

アーカイブ

Loading...